バリ島にもマングローブの森がある。
その中でもっとも大きいものが近くにある。車で30分で行くことができる。
日本のJICAがその森を守る仕事をしている。
私も日本人、JICAの仕事っぷりを見ておきたい、とのことでマングローブ見物に出かけた。
言っておくが、マングローブとは植物の名前ではない。
満潮になると海水が満たされる潮間帯に生息する植物を総称してマングローブと言う。
環境保全が叫ばれる昨今、マングローブを守ることもその一環として重要視されている。
このマングローブの森、一周すると1時間30分かかる。
結構に大きい。
写真のマングローブ群は自然のマングローブ帯。
10mほどの高さの木製の塔に登って写真をとったもの。
塔の後ろには、それと同じほどの規模の植林をしたマングローブ帯が広がる。
その植林の規模からして、JICAの仕事は成功したと言える。
職員に悩みは何か聞いてみた。 川からと海からと双方から寄せてくるナイロン袋のゴミの処理がもっとも大変とのこと。
事実、ゴミが溜まりすぎて醜い場所も散在した。 ナイロンをかぶった木の根は呼吸が出来なくて、木が育たぬ原因と言う。
JICAは、あと一年マングローブを守る仕事を続けるとのこと。
JICAが去ったあと、このマングローブの森がこのまま守られるかどうか疑問だ。
左の写真は、マングローブ見学に同行した、バンジャールの会長さん。 我々の村の村民1000人を引率するリーダーである。
バリ島に来てから、バリ人の友人が沢山出来た。
バリ人には心の優しい人が多い。
その中でも特に尊敬するバリ人の一人である。