カミさんが居なくなって、2日目。
ご要望が多そうなので(誰も言ってねえよ)、鬼のいない楽しい一日を告白する。
1、朝、カミさんから電話
「アンタ、薬飲んだ」
「未だ」
「飲まなくっちゃ、ダメじゃない」
いつもそうだ、もう10年来飲んでいる高血圧の薬、カミさんが居ないとオレは飲み忘れる。
オレが飲み忘れることをカミさんは忘れない。
すごい執着心だ。 かなわない。
2、洗濯
最近買い換えた洗濯機。 初めて使う。
おおお、風呂の水・・・なんて表示がある。 すごーい!
ホースを伸ばして、風呂に入れる。
そしてスイッチ・・・ん?
その他もろもろの「選択(だから洗濯)」ボタンが多すぎる。
適当にスイッチを押すと、静かな音で廻り始めて、
「残り20分」との表示が出る・・・その間、他の事をしろ!との命令だ。
生意気な洗濯機だ。
3、昼食
11時、仕事モードに入っているから、緊張して(ウソつけ)食欲が無い。
バナナを一本とおにぎり一個・・・、のつもりがなんとなく二個を口に放り込む。
4、仕事
午後1時事務所に到着、待機。
6万トンの石炭輸送船、Oriental Fortune号、午後3時出港。
フイリッピン国籍の船。 珍しい。
船長もフイリッピン人にしては珍しく髭を生やしている。
富山湾は風もなく、時化てなく、楽に仕事を終える。
こんなに楽で、お金を頂いてもいいのかしら・・・、
と思ったりはしない。
5、夕食と痛飲
午後7時、家に帰る。
夕食どうしようかな。
面倒だなあ~。 それよりもチョット飲みに行きたいナ。
飲酒運転をしないで歩いて行ける店をいろいろ想像する・・・。
が、カミさんと一緒ならどこでも行ける、
ひとりで飲んでて、寂しくなる自分を想像してしまう、
そんな自分を見るのは嫌だ。
ヤーメタ!! 家で夕食だ。
オレはバランスの良い栄養摂取ににこだわる。
野菜を食べなくっちゃ。
カミさんは胡瓜を買ってくれておいたはずが冷蔵庫に見つからない。
しようがない、残りのおにぎりと残りのバナナを食べる。
でも、チョット寂しいな。 ヤケクソだ!
と、そこに電話がなる。 近所の奥さんからだ。
「洋子さん、東京に行ったはずよね。 今おひとり?」
「うん、うん、そうだよ」
「それじゃ、そちらに行けないわね」
「???why」
「寝巻き姿を見られるけど、家に来ない」
「そうねエ~」・・・・(内心は「シメタ飲める」)
「うちのお父さんも一緒に飲みたいらしいの、来てよ!」
[じゃっー」
てな具合で、ご近所にお邪魔して、11時まで美味しい焼酎を頂く。
6、就寝
足取りをよろつかせて、家に帰る。
久しぶりの痛飲で気持ちが高揚している。 眠るに惜しい。
インターネットでー「対戦囲碁」を始める。
敵の大石を粉砕する。 ハッハッハ。 勝つと気持ちが良い。
11時30分、枕元に「水」を置いて床に入る。 爆睡。
7、起床
起きたら7時、少し二日酔。
小便すると酒臭い。 こりゃーだめだ!!
8、洗濯物
昨日の洗濯物を干してないのに気づく。
乾いたものを取り入れないと、新しく干せない。
取り入れる中に、カミさんの下着がある。
あの肉がこういう小さなところに収まるのかよ。
しげしげと物理学上の妙を考えさせられる。
9、朝食
昨日、ドリップしたコーヒーがいっぱい残っている。
これをチンすれば良い。
が、一杯二杯じゃ面倒だ。 一時に飲める大きなマグカップを探す。
有った! 一度のチンで三杯のコーヒーが飲める。
パンを焼く。
朝食は一枚に決めているが、カミさんが居ないので、カミさんの分も入れて二枚焼く。
やはり、野菜を摂ってないことが気になる。
冷蔵庫をもう一度探す。
袋に入った胡瓜を見つける。
袋から出しておれば解ったのに、カミさんは気が利かない。
胡瓜は、切らなくともそのまま齧れて簡単だ・・・。
というオレの行動を知っているので、カミサンはどこかに出かけるときは、
オレのために「胡瓜」を買い込んで冷蔵庫に入れておいてくれる。
そんなやさしいところもある。
パンに塗るのはバターが良い。 美味しい。
が、誰かが塗ってくれるのなら良いが、自分で塗るのは塗りにくくていけない。
で、マヨネーズを搾り出してパンにつける。
ものの一秒で搾り出せる。
そして、新しいことを発見!!
胡瓜(端っこは歯で食いちぎって捨てる)を、そのパンの上のマヨネーズにつけて、
パンと胡瓜をひとつ味で頂く。
なんと便利なことか!
皿が要らないから洗うことも要らない。
明日もそうしよう。
そして、今・・パソコン
おしまい。