別宗さんの「生け花教室」に何人の生徒が来るだろうか。
実はそれが事前に判らないんです。
って、おかしいでしょう。
それから説明します。
「生け花教室」を開く場所は一応、学校です。
「マタケン学校」という名の学校です。
学校と行っても通常の学校ではありません。
料金をとらない私塾というか寺小屋のような処です。
無料で日本語を学べる処です。
私も友人の三千代先生もこの学校の先生をしていますが、
二人とも無料奉仕のボランティアです。
週に一回(日曜日)だけ.....
時間は10時から12時の二時間......
なのでそれほど負担になりません。
生徒は自由に出入りOKなんです。
ある時は5人、ある時は20人と、生徒さんはばらばらなんです。
んで「生け花教室」には、ざっくりと15人集まるだろうと、
予想して準備しました。
てなことで、当日の朝、
まずは、お花屋さんに行き、
生徒さん一人一人に50円のお花一本づつと、
別宗さんの「デモンストレーション」用のお花5本の、
計20本のお花を買い求め学校に向かいました。
で、学校に着き教室に入ると.....
アレアレ!!
予想が外れたことにガックリ....
集まっていたのは若者ばっかり.....
小学生が多いと予想していたのに....
それも全部で10人ほどしか集まっていないんです。
でもそんな思いを別宗さんに伝える訳にはいきません。
別宗さん、生徒さんが少ないようだけどお願いします....
と「生け花教室」を始めました。
ここからは写真を交えて説明します。
別宗さんが生徒さんに説明します。
通訳は三千代先生です。
生け花には形があります~
まずは形を作りますね~

これで外枠の形ができました~
お花には顔があります~
顔が良く見えるように少し傾けます~

お花を切る時にはお水の中で切ってください~
そうするとお花はいつまでも元気にしてくれるのです~

できあがりです~
いかがですか~
ここで、パチパチと拍手が来ました。
成功です!!
さあ、みなさんもやってみてください~


てな訳で、みんな楽しくワイワイ言いながら作品を作りました。

ここで、ひとりの生徒さんを紹介させてください。
途中から加わった生徒さんです。
私の知人のお孫さんでディアンさんと言います。
私の知人というのは残留日本兵の息子さんです。
ですからディアンさんは16分の1が日本人なのです。
実は前日、別宗さんをディアンさんの家に案内していました。
その時「生け花教室」の話をすると、
ディアンさんは私も参加しますと言ってくれたのです。
よく遠いところを来てくれました、ディアン、ありがとう。

さて、みんな作品を作り終えました。
お花が一本だけなので、それじゃ寂しいと....
学校の庭にあるお花を切ってきて挿す人が現れました。
ひとりがそうするとそれを真似する人が出てきます。
バリ人は、やっぱり「ちょっと派手」が好きなんです。
日本のワビサビを教えるのは難しいです。
でも、別宗さんも、
楽しめたらそれでいいんです~
お花を生ける時は楽しくね~
難しい顔をしてたらお花が悲しみますよ~
てな方向で、生徒さんたちに教えていました。
それは守られたようです(良かった)。
各自が作った作品を持って記念撮影をしました。

てな訳で生け花教室を成功裏に終えました。
んで後片付けをしているときに事件が起こりました。
なんだこれ?
どうしたんだこれ??
どうなってんのこれ???
その事件は明日のブログに書きます。