バリに戻って10日過ぎました。
まだバタバタしております。
今月いっぱいはスケジュールが目白押しです。
そういう中、是非に書き残しておきたいことがあります。
別宗妙子さんがバリの子供たちにして残してくれた奉仕です。
別宗さんは私の郷里の生け花の先生です。
沢山のお弟子さんを抱えて日々お忙しく過ごされています。
そんな別宗さんに、もう2年も前になりますか、
バリの子供たちに生け花を教えて欲しい....
と、ずーとお願いしてきました。
それが実現した話をここに残しておきたいのです。
バリにはお花がいっぱいあります。
「お花の島」といってよいほど町中にお花があふれています。
誰もがお花について知っています。
お花についてはバリ人の全てが玄人です。
そんなバリ人に生け花を教えるなんて.....
考えてみても難しいことのように思えます。
その難しさをどう考えるか.....
生け花については私は全くの素人ですが思うところがあります。
バリに住むとわかりますがバリ人は全てが派手です。
踊りの服は金銀キラキラ、飾り物チャラチャラです。
フラワーアレンジメントも盛沢山の色彩の集合体が好まれます。
全てに派手なんです。
そんなバリ人に日本の芸術の真髄と言えるワビサビを教える。
よくわかりませんが生け花にもワビサビがあるのではないでしょうか。
多分、あると思うんです。
バリに来られた別宗さんに日本のお弟子さんから電話がありました。
その電話を私は横で聞いていました。
果物を持ってきてください.....
果物を題材に飾ってみましょう.....
などと日本に帰った後の勉強を指示していました。
現在、別宗さんは日本に戻っています。
果物題材の「生け花」ってどうなったのでしょう。
別宗さんのFBを覗いたら作品が出ていました。
別宗さん本人のものかお弟子さんのものか判りませんが....
こんなのがアップされていました。
ブロッコリーとバナナとリンゴとピーマン....
それにそこら辺に咲いてる葉っぱを組み合わせたもののようです。
そうなんですよね~
お花でなくとも「生け花」になるんですよね~
こういうのを派手派手が大好きなバリ人に伝えるには....
どうしたら良いのだろうか。
どうしたら日本の真髄を判ってもらえるのだろうか。
別宗さんもお悩みになっていました。
そこで、出した別宗さんの結論ですが、
フラワーアレンジメントと生け花の中間で行く....
だったんですが、どのようにしたかは次のブログで書きます。