昨日のウクライナ戦争の終局が見えてきた....
関連で少々書き加えたい。
ロシアのウクライナ侵攻で始まったウクライナ戦争....
中国が台湾に侵攻して始まるであろう台湾戦争.....
これらを同一視する意見が大半である。
私は二つは違うと思う。
細かな点であるが知っておきたい。
★ 民族的比較
ウクライナ人もロシア人もルーシ族である。
だが台湾人(原住民)は漢民族ではない。
どちらかといえば、日本の縄文人に近い。
神澤秀明の次にそれが証明されている。
下から3行目以降だが小さくて見えないのでここに要約する。
縄文人の遺伝要素を受け継いでいるのは、
台湾人(少数民族)であって、漢民族よりも近い。
★ 歴史的比較 ウクライナはソ連邦の一部であった。
昔は同じ国家だった。
だが、台湾は中国の一部であった歴史はない。
領有権の変更に関する国際条約がないまま(後述)、
アメリカの援護を受け蒋介石が勝手に乗り込んできたのだ。
ややこしいので少々詳しく書く。
1943年に「カイロ宣言」というのが出た。
ルーズベルト(米国)チャーチル(英国)蒋介石(中国)
の三者が討議して、日本の降伏後に台湾は中華民国のものになる....
との宣言だ。
その後、カイロ宣言はポツダム宣言に継承され、
日本がそれを受託したので成立したことになっているが、
この宣言には少々問題があった。
宣言に三者の署名がないのだ。
なぜ、署名がないのか。
ルーズベルトが強引に進めたもので、
チャーチルがそれに納得しなかったので署名されなかった....
と言われる(が確かでない)。
で、カイロ宣言が有効かどうか今なお未解決である。
さて、日本の敗戦目前にして中国では内戦が起こった。
毛沢東の共産軍と蒋介石の国民軍の内戦だ。
蒋介石の国民軍は毛沢東の共産軍に追われた。
蒋介石は台湾に逃げ込み「中華民国」を作った。
この時、国民軍の移送を助けたのがアメリカ軍だ。
「参考j」蒋介石の台湾乗り入れについては、
2020年1月17日から書き出した私のブログ、
(台湾228事件)で詳しく書いているのご覧ください。
台湾に移った蒋介石が「中華民国」を作った。
中国に残った毛沢東が「中華人民共和国」を作った。
両者は一緒ではない、別だ。
例えば国際連合ができた時の常任理事国は台湾(中華民国)だった。
中国(中華人民共和国)が常任理事国になったのは1971年だ。
22年間、台湾は国連の常任理事国だった。
こうした経緯で分かると思う。
台湾は、日本が60年間、統治した歴史はあるが、
中国の一部であったという歴史はない。
であるならば、
一国二制度を台湾に適用するに無理がある。
さらには一国二制度を理由に中国が台湾に侵攻するには.....
国際法上、論理上、少々無理がある。
中国共産党にとって、国際法なんてどうでもよい。
が論理上に無理があるのは国内的に問題だ。
国内的というか、共産党として論理のメンツ的にだ。
国民を納得させるための論理の整理とも言える。
今、中国の台湾進攻が近いと言われる。
であれば論理のすり合わせが必要になる。
習近平はその仕事を王滬寧に命じた。
王滬寧.....
中国の頭脳と言われる。
江沢民、胡錦涛、習近平の3人に仕え政治理論を作ってきた。
現在、王滬寧は台湾侵攻を正当化する論理を作っている。
どういうものが出て来るのだろうか。
それが出てから習近平の台湾侵攻が始まる。
中国軍の上陸作戦ではなくサイバー攻撃中心になる....
と予想されている。
.......
ごめんなさい。
ウクライナと台湾との違いを書くつもりが、
途中から中国の台湾侵攻の話に移ってしまいました。
結論を決めずにダラダラと書き出したのでこのザマです。
今日はこれから出かけるので修正する時間がありません。
このまま流します。