私は一日中、パソコンの前に座っている。
目が疲れるので、時々目を閉じる....
と、そのまま眠ってしまうことがある。
最近、段々と椅子に座って寝ることが多くなってきた。
その寝てしまう椅子....
硬化ビニール製のこんな椅子。
こげ茶色のペンキを塗ってごまかしているが、
1000円で買った赤色の安物椅子だ。
硬化ビニールと言っても安物なのでグラグラする。
そのグラグラ感が危なかっしくて....
でも、まあ、それはそれで、気持ちが良くて...
寝てしまう。
と、時々、首がガクッと後ろに落ちる。
と、うつろいながらも目が覚める。
が、後ろに落ちた首を持ちあげる動作に危険を感ずる。
早く持ちあげると、首が痛そうなのだ。
痛くないけど、そう感じてしまうのだ。
首の神経を痛めそうでもあるのだ。
首を痛めないように、そーと、そーと持ちあげる。
そして、又寝入る。
こう言うことが何度も続いていた。
眠った時に首を護る椅子が欲しい。
新しい椅子を買う発想は起らなかった、
椅子をどう自分なりに加工するかと考えた。
硬化ビニールの継ぎ足しになるので工作が難しい。
......
そんなある日、
友人の用で、家具屋さんに行った。
その時、近くにあった椅子に座って見た。
首の後ろまで護るようになっている椅子だ。
座ってみた。
まあまあ座り心地が良い。
価格を見た。
1900000ルピア(16000円)もする。
俺みたいな貧乏人が座る椅子ではない....
と一旦しり込みしてみた.....
が、心が行きつ戻りつしながら結局は買ってしまった。
.......
んで、これが、その椅子。
使ってみて、あらためて思う。
はっきり言って高価な椅子は自分に似合っていないと思うのだ。
年金生活者の心構えを忘れてしまった自分に心苦しくなる。
私はケチなのだろう....ウン、それは間違いない。
でも、お金が沢山あった方が良いとは思わない。
その人、その人の生き方がある。
多少、貧乏くさいのが性に合っている。
難しく言えば、吾唯足るを知る。
簡単に言えば、身分相応......ってことだ。