アメリカ大統領選の現在の全体像を知る報道がありません。
私が代わりにまとめます。
全体像を掴めていない日本人に拡散希望します。
現在のトランプの戦略......
① 選挙人獲得数を270人以上にすること。
② それが叶わぬ場合、バイデン票を270以下にすること。
③ ドミニオン疑惑は、シドニー・パウエルが担当する。
(戦略の意図)
この戦略は、トランプが言ってるのではなく私が想像したものだ。
戦略がこうだなんて本人が発表する訳がない(笑)。
私が想像したものだが、合っている自信がある。
戦略を語る前に現状の正確な処を知っておきたい。
決まっていない6州の選挙人合計は79人だ。
それを除いたトランプ票とバイデン票は現在伯仲している。
①の選挙人獲得数を270人にする策略は、
ジュリアーニ弁護団団長が主に画策している。
選挙人の決定についてだが誤解してはいけない。
何も「住民の選挙」で全てが決まる訳ではない。
参考にできる住民投票結果が得られなければ州議会で決めれる。
問題が起きている州議会のほとんどが共和党が多数を占める。
ジュリアーニは「州議会による選挙人決定」も視野に入れ戦略をたてている。
そして、もし①が不可能となった場合、②の戦略に移行する。
これもジュリアーニ弁護団団長が担当する。
12月8日の選挙人選定の日まで揉め続ければそれが可能になる。
但し実際の選挙日は12月14日なのでそれまでの延長の可能性はある。
法廷闘争が長引いたり再々集計などでもつれ揉め続ける方法がある。
②の戦略ではトランプもバイデンも270以上に達しないということだ。
この場合、来年の1月上旬に下院と上院での選挙になる。
この選挙は一州一票なので州数を抑えている共和党が有利になる。
①と②はトランプが不利を受けていることを訴える「民事訴訟」だ。
③は違う、国家反逆罪を争うような「刑事訴訟」だ。
刑事訴訟はシドニー・パウエルが経験が多い。
また、刑事訴訟は時間がかかり大統領選挙には間に合わない。
従って、シドニー・パウエルが別動隊として独立して控訴する。
パウエルは民主党であろうが共和党であろうが不正は全て訴える姿勢を表明している。
彼女が真っ先に訴えるのはジョージア州知事のブライアン・ケンプである。
今週末にも訴えたいと言っている。
ブライアン・ケンプは共和党だ。
共和党の彼を訴えるには、トランプ陣営にいてはやりにくい。
シドニー・パウエルがトランプ陣営を離れた一つの理由であろう。
ジョージアは今日から再々集計を始めた。
結果が出るのは12月2日という。
パウエルは、それまでに州知事を訴えるということだ。
「挟み撃ち」ということかも知れない。
パウエルの刑事訴訟については後日あらためて書きたい。
こんなおかしなことがあっていいのか.....
問題にされている6州のうちの4州がおかしい。
何がおかしいのか。
投票数が登録有権者数よりも多いのだ。
この数値だけ見ても絶対に不正があったことが分かる。
民主党は不正の証拠がないなんて言うが、これが誰もが解る証拠だ。
何故に、投票数がこんなにはみ出してしまったのか。
それは簡単だ。
トランプ票を0.75、バイデン票を1.25とカウントすれば、
他人にばれない緩やかな数字が出ると集計マシンのソフトを組んでいた。
で、安心していた。
失敗だった。
トランプ票0.5、バイデン票1.5とカウントすべきだった。
それほどにトランプの実投票が多かった。
最終段階になって、バイデン票をどんどん入れないと勝てなかった。
投票数が登録者数を上回るなんてことにかまっておれなかったのだ。
それほどにトランプの実票がバイデン票を上回っていたのだ。
バイデン側にとって予期しない程の差だったということだ。
州ごとの現状.....
(ジョージア州)
手作業による再集計は0.26%差でバイデン票が多かった。
0.5%未満の票差だったので、再々集計を要請できる。
今日から、その再々集計が始まった。
再々集計は手作業ではない。
マシンを使うことが決まっている。
ただ、手作業でも有権者の署名確認をしなかった。
再々集計にあたり、トランプ側は州当局に署名確認を要求した。
が、州当局は裁判所より命令されない限り署名確認しないと言う。
署名確認しないのであれば、再々集計もほとんど同じ結果になろう。
トランプ側はそれでも再々集計を求めるのは結果を長引かせるのが目的だ。
再々集計の結果は12月2日に出る。
それまでに不正の根源の州知事を訴える戦略を立てている。
(ミシガン州)
ちょっとややこしいので詳しく書いてみる。
ミシガン州のひとつの郡に「ウエイ郡」がある。
大票田のデトロイト市を含む大きな郡である。
ウエイ郡の選挙結果はバイデンの勝利であった。
だが、ウエイ郡の選挙管理委員会はその勝利を認めなかった。
選挙管理委員会は4名で構成されている。
2名が共和党で2名が民主党である。
選挙結果を認めるには委員の3名の賛成が必要だ。
が、共和党の二人が反対した。
投票数が登録有権者を上回っていることに不審を持ったからだ。
反対した共和党員は、モニカ・パーマーとウイリアム・ハートマンの二人だ。
この二人は「極左」から猛烈なパッシングを受けた。
二人はたまらくなりデトロイトのみ集計のやり直しを条件に賛成した。
だが、蓋を開けてみると、州務長官はデトロイトのやり直しを認めないと言う。
共和党の二人はだまされたことに怒った。
宣誓供述書を提出して訂正を訴えた。
先の認定は圧力をかけられたからであって撤回すると訴えた。
ウエイ郡は大票田である。
ウエイ郡の選挙結果が認定されなければミシガン州全体が決まらない。
だが、ミシガン州の州務長官は強引にミシガン州がバイデンで決まったことを公表した。
ウエイ郡の決定を無視した強引なバイデン勝利宣言だ。
ということで、現在、ミシガン州はバイデン勝利で決まったことになっている。
だが、以上の経緯で解るようにウエイ郡の二人は「宣誓供述書」を提出し否定している。
この「宣誓供述書」の存在が今後どう扱われるだろうか。
私は思う。
ウエイ郡の選挙管理員の二人が宣誓供述書を提出しているのは重い。
そうまでして認定を否定している。
脅迫されたことまで告白している。
それを無視して州務長官が強引に認定した。
こういうのって、最高裁で通る訳がない。
トランプは、ミシガン州の共和党議員を全員ホワイトハウスに呼び協議した。
ミシガン州の州議員は共和党が民主党を上回る。
トランプと州の議員たちは何を話し合ったかは未だ漏れて来ない。
(ウイスコンシン州)
左がウイスコンシン州の得票の動き。
急にバイデン票が増えている。
こればかりではない。
投票集計が完了する直前の約45分間でさらに19万票が増えた。
だから、313万の登録有権者数を上回る328万の投票数があった。
この駆け込み19万票のうち15万票余りがバイデン陣営に、
3万票余りはトランプ陣営にそれぞれ投じられた。
この不自然な投票が最高裁でどう争われるかが焦点となろう。
(アリゾナ州)
トランプ支持者が投票する時には油性マーカのペンを使わせ、
機械を通る時は無効になるように仕組んだのがアリゾナ州である。
現在、どういう状況か良く解らない。
州当局はバイデン勝利を発表しているが、トランプ側が、
それに異議を申し立てている状況にあることには変わりがない。
(ネバタ州)
128万の登録有権者数なのに159万の投票があった。
これはネバタ州では有権者全員に投票用紙を事前に送ったからだ。
ずさんである。
アリゾナ同様に州当局はバイデン勝利を発表しているが、
トランプ側が異議を申し立てている状況である。
(ペンシルべニア州)
ペンシルバニアは選挙人が20人と多く、両陣営にとって関ヶ原の戦いである。
トランプ側のジュリアーニも最初から最高裁にもってゆく作戦をとっている。
先週に州の高裁で訴えが棄却された。
ジュリアーニは最高裁への移行が早くなると喜んでいる。
そうした動きを最高裁も読んでいるようだ。
担当の判事に保守のサミュエル・アリートを選んでトランプの訴えを待っている....
のだろうと、私は捉えている。
(その他)
ニューメキシコ州でも訴えるかも知れないとの噂がある。
最高裁側の受け入れ準備......
現在の判事9人は次のとおり。
ペンシルベニアは、既に保守のサミュエル・アリートが担当している。
残りの州も次の保守の判事の担当が決まっている。
ジョン・ロバーツ長官の差し金だろうと思う。
こうした準備をしている最高裁......
これが何を意味するか....
私はアメリカの将来にとって大きな意味があると思っている。
が、それについては次の機会に書きたい。