家から大通りに出てすぐの処にこんな店ができた。
kedai bless.....って、
「恵みの店」とか「ありがたーい店」の意味なのだろうか。
それとも「BLESS」という食べ物を売る店なのだろうか。
興味があるので寄ってみた。
女の子が買い物をしていた。
なんだか「冷たい飲み物」のようだ。
女の子の頭の上の看板に「TEA POCI」とある。
これは聞いたことがある。
果物ジュースに砂糖とアイスを入れてシェークした飲み物だ。
と見ているうちに、こんなメニューを見つけた。
OISHII TAKOYAKI......とある。
なになに!タコ焼き!それも美味しい!.....だなんて。
15個で38000ルピア(300円)ということは、
日本円で、一個20円ということになる。
日本でたこ焼きを買うと一個45円~50円する。
ということは日本の半値だ。
よし買ってみよう、とタコ焼き屋台の前に進んだ。
と、提灯に「おしい」と書いてある。
美味しい....を おしい....と書いてしまったのだ。
ちょっとしたミス、惜しい!!!!
このミスの原因を確かめてみたい。
で、タコ焼き15個を注文して質問してみた。
作ってくれる手元の手際さを観察しながらの質問だ。
(いやらしいね~)
おお、ほんもののタコが入る!!...
話しかけてみた。
何処で作り方を習ったの....
「習っていません、ユーチューブで勉強しました」
そうですか、ところでこの提灯、誰が字を書いたのですか...
「ええ? 違います」
「売りに来たのを買っただけです」
なーるほど、それで話が途切れた。
ミスを指摘する気なんてなれない。
たこ焼きに少し焦げ目がついてきた。
その時、食用油をたっぷり撒いた。
油の中でたこ焼きが少し浮いてる感じだ。
そんな焼き方ってないだろう。
揚げ物みたいになっちゃうじゃないか。
と思ったが、きれいな娘さんなので、そんなこと言えない。
黙って見てるだけ。
それほどの焦げ目がない色で出来上がった(ようだ)。
器に入れ、ソースをかける。
その時、「サンバルを入れますか」と聞く。
いや、いい、入れなくて良い.....
そうか、バリ人はサンバル入りが好きなんですね....
「そうです、バリ人にはサンバルを入れます」
サンバルの代わりに「かつお節」をたっぷりかけてくれ....
「これ、かつお節というんですか」
そう、どこで買ってくるんですか。
「ジャカルタに注文して送ってもらっています」
.....てな、タコ焼きのお味。
カミさんは「まあまあ美味しい」という。
私は、表面の生地が焦げた歯ごたえ感がないのがものたりない。
ただ、5個食べただけで腹がいっぱい。
もう、いい~