今日は土曜日、アリが勉強に来る日です。
3時間ですが、その内一時間は「社会一般の知識」を教えます。
最近は教えるのではなく一緒に勉強するスタイルをとっています。
先週は「手相」を一緒に勉強しました。
今日は「お月さん」を勉強します。
アリは21歳の大学3年生...
アリに教える時は特に気をつけていることがあります。
21歳という年齢です。
私が21歳の時を思い出します。
その頃の写真があるので掲載します。
4枚ともタイのプケット島に行った時のものです。
奈良山丸と言う重量物運搬船に乗っていました。
プーケット島は当時(50数年前)は観光地ではなく、
街の中にはコンクリートの建物がありましたが、
港から街に行く道路の脇の家々は、みな藁ぶき屋根でした。
この写真を見ると、当時のことが鮮明に思いだされます。
若い航海士で思いだすことの全てが「純粋一心」なのです。
21歳の時のこうした自分...
アリも21歳、男女の差がありますが多分同じなんです。
そんなアリの心を壊さないように上品な語らいに心がけています。
将来をおおらかに楽しく夢見る人になって欲しいのです。
勉強の内容もそういう方向で選んでいます。
ということで、今日は「お月さん」の勉強にしました。
まずは夢....
世界の人はお月さんを見て何を思うのでしょうか。
日本は、お餅を搗くウサギ、
インドネシアは編み物をしている女性だそうです。
でも、バリ島は違うかも知れません(アリに聞いてみよう)。
世界の見方はそれぞれに違います。
こういうことを知るのも「夢」につながりますよね。
日本=餅をつくうさぎ
韓国=餅をつくうさぎ
中国=薬草を挽くうさぎ
中国の一部=大きなハサミのカニ
モンゴル=イヌ
インドネシア=編み物をしている女性
ベトナム=木の下で休む男性
インド=ワニ
オーストリア=男性が灯りを点けたり消したりしている
カナダの先住民=バケツを運ぶ少女
中南米=ロバ
北ヨーロッパ=本を読むおばあさん
南ヨーロッパ=大きなはさみのカニ
東ヨーロッパ=女性の横顔
アラビア=吠えているライオン
ドイツ=薪をかつぐ男
バイキング=水をかつぐ男女
バリ人はバリヒンドゥー教の人が9割です。
アリもそうです。
バリヒンドゥーでは「お月さん」をとっても大事にします。
宗教行事は全て太陰暦を使います。
満月の日は小中学校の生徒は民族衣装で登校します。
ですからアリの宗教への敬虔さを尊重しながら勉強します。
そんなことを考えながら準備したテキストです。
このページを語るのを楽しみにしています。
月ができた経緯です。
私は右下のできかた説を信じています。
35億年前~45億年前の10億年の間に、
大きな隕石が地球にぶつかり、
そのぶつかり方が地球の端の方だったので、
地球の端の方がちぎれて地球から離れ、
ばらばらになって地球の周りを廻っていた。
その「地球のかけら」が、お互いの引力で、
ぶつかって集まってお月さんになったという説です。
今では、これが定説になっているようです。
この話を聞く時のアリの目の輝きが想像されます。
楽しみです。
蛇足ですが、この10億年間の星や惑星のぶつかりの頻度。
太陽を含む銀河系のあちこちで衝突があって....
水星は、多分一度もぶつかっていなく、
金星は、過去に8度のぶつかり合いがあり、
地球は、10度あったそうで、
火星は、2度(多分?昔、覚えたことなので忘れた)なんだそうです。
どうして、そんなこと解るのでしょうかね~
地球ならともかく、金星や火星が解るなんて不思議です。
ついでながら、将来の地球へのぶつかり(大きな隕石)....
大きなのは前もって計算できるらしく、今のところ、
ぶつかってくるのはないそうな。
ただ、10年ほど前、ロシアに落ちた直径10数m程度の
小さな隕石だと、予測ができなく突然落ちてくるそうな。
話が脱線しすぎだ。
で、テキスト、次のページですが、
このページは理屈っぽいので、サーと流します。
それと、以前簡単に教えてあります。
上弦の月、下弦の月と言う言葉を教えていませんでした。
ここを語るのが楽しみです。
月の表面を歩くとどうなるか、
6分の1の重力は地球で地面を80度傾けると作れるそうです。
そういう地面を作ってテストしている映像も見ました。
身体で演技しながら、そうした映像を真似して語ります。
月の表面の温度だけど、
地球からは月の一方の面しか見えない.....
反対側の面は見えない.....
ことになっているが、実際はそうではない。
常時見えているのは月の41%、
常時隠れて見えないのは月の41%、
18%の見えたり見えなかったりする処がある。
その18%の地点の窪地....
そんな場所では常時20~25度ほどの場所が見つかる筈。
一か所では無理だけど3~4か所ほど選んで季節移動すれば、
バリ島のような「常夏の生活」ができるのではなかろうか。
そんなことを書いた本はないが、理屈ではそうなりそうだ。
これも「夢」として語って見よう。
ということです。
授業を終えて、アリから「楽しかった」と聞けたら、
再度、ここに書き足して報告します。
.........
授業終わりました。
楽しかったと言ってくれたアリさん。
お世辞でなく本心から言ってくれたと確信しています(笑)。