明日はバリの新年にあたる「ニュピ」
ニュピは「静寂の日」と訳される。
空港はクローズされ飛行機も飛ばない。
家々の電気は消されテレビもインターネットも使えない。
人々は家に閉じこもり一日静かにしている。
今日は、そんなニュピの前日だ。
普段ならオゴオゴ人形が出てにぎわうが、
今年はコロナ騒動で集まることが禁止されている。
ニュピの前日をバリの人々はどんな風に過ごしているのだろう。
それを見るためにバリ島の中央のプラガまで小ドライブしてきた。
出発は午前10時。
途中、ブラキューに住んでいる友人のめぐみさんの家に寄る。
三年ぶりにお会いする。
左から、リュウ君、めぐみさん、アイちゃん。
めぐみさんの夫のムーンさんも昔からの友人だ。
ムーンさんの家には多くの親類や友人が集まる。
人々と親しく付き合うことをバリ語で「Nyame Braye」と言う。
日本にも昔はあったのだろうが、
核家族化した今はそういう習慣が廃れた。
バリ島には良かった頃の日本が残っている。
うらやましいことだ。
写真の右奥がムーンさん。
ムーンさんちで厚かましくも「お昼ごはん」を頂いた。
ムーンさんの家を出ると急に雨が降って来た。
バリの雨はどーと降って、さーと止む。
止んだあとの空気がきれいだ。
だいぶ標高の高いところまで登った。
少し寒々とした感じがする。
ワジャ(残留日本兵)のお墓に着いた。
雨季の雨のめぐみで草ぼうぼうになっていた。
雨季が終わったら草刈りに来よう。
お墓の管理をしてくれているバンジャールに顔を出す。
ここで淹れてくれるコーヒーはいつも美味しい。
娘さんの勤めるレストランはコロナ騒ぎで閉めていて、
現在失業中という。
中国コロナは、バリの山奥にまで悪さをする。
お母さんは祈るだけ...
帰り道、いくつかのお祈りするグループと出会う。
何故か祈るのは女性が多い。
男達は遠くから見守っているだけだ。
なぜにそんな分け方をしているか判らない。
家に帰ったのが、午後4時。
計6時間、走行距離110キロのドライブでした。
ということで、
明日はインターネットが繋がらないのでブログも休みます。