あけっぴろげてあらいざらいのあるがまま



雑談(その10;カミさんとの会話のつづき)

昨日の続きだ。
まずは何から聞きたい。
そうね、アフガニスタンの米軍削減の理由かな?
そうか、その話から始めたら面白いかも知れないね。
というのは、あとで出てくる「トランプ弾劾」の話と微妙に関係があるんだ。
微妙な関係って?
まあ、それは後で語ろう。
アフガニスタンと言えば、
中村哲医師が誰に殺害されたのかも知りたいわ。

雑談(その10;カミさんとの会話のつづき)_d0083068_10460664.jpg


中村哲医師は誰に殺されたのか

なるほど、そこから始めるか。
5人に襲われて殺されたんだけどね。
実はそのグループが特定できていないんだ。
アフガニスタン政府と対峙するグループと言えば、
タリバンかイスラム国(IS)だよね。
でも、タリバンはいち早く「私たちではない」と言い、ISも無言だ。
ISは、暗殺が成功すれば必ず発表する。
というのは、テロの目的はネームバリューのある人を殺し、
自分たちの力を誇示する目的があるからだ。
そのISが、無言ということは彼らではないと言うことだ。
で、今の処、水争いに巻き込まれたと思われている。
中村医師は水路を新しく作り水をあちこちに供給した。
その水路の水源近くの人が水不足になった可能性がある。
そうした人に恨みを買っていたかも知れないのだ。
あくまでも推論だけどね。


アフガニスタン駐在の米軍を何故に減らすのか

アフガニスタン駐在の米軍削減の理由は?
それを知るには、まず、
米軍が何故にアフガニスタンに駐在するかを知らねばならないよね。
駐在する理由は、次の三つあるんだ。
1、対アメリカのテロの発生元を駆逐する。
2、アフガニスタン政府軍の指導。
3、水面下の軍産複合体の要請。


軍産複合体の説明

軍産複合体って何?
そう、ちょっと長くなるけど大事な処だから聞いてね。
最初に軍産複合体の言葉を使ったのはアイゼンハワーなんだ。
軍事費に群がる、政治家や武器商人やマスコミの組織体を言うんだ。
アメリカの歴史を見ると面白い。
1914年に始まった第一次世界大戦....
世界中に軍需産業が発展しアメリカも一時的に経済が活況になった。
戦争が終結するとすぐに不況がやってきた。
1929年には世界恐慌にまでなった。
だが第二次世界大戦に参戦することで戦争特需が始まった。
この2度の戦争の過程で戦争をすると国の経済が活気づくことを覚えた。
そうした旨味を知った輩は常時戦争状態にあることを望んだ。
それが米ソ冷戦時代だ。
その米ソ冷戦時代が終わっても中東での戦争をしかけた。
それが、同時テロになってアメリカに跳ね返ってきた。
そのテロの発祥地を根こそぎ除くためにアフガンに駐在した。
ということを聞けば、解るよね。
元といえば金儲けを続けるためのため戦争継続だったんだ。
アメリカの最近の大統領の顔ぶれを見ながらそれを語ってみるよ。

39代大統領;ジミ・ーカーター
ノーベル平和賞を受賞している。
オバマもそうだけど、ノーベル平和賞を貰ったということは、
アメリカをダメにした証なんだ。
イランのアメリカ大使館人質事件を解決できなく信任を失った。

40代大統領;ロナルド・レーガン
カーターから一転して「強いアメリカ」を作った。
世界中の反共主義を支援する過程で軍産複合体を強化した。

41代大統領;ジョージ・HW・ブッシュ
ブッシュ家は軍産複合体を生業としてきた。
祖父の代から兵器の製造会社を経営してきている。

42代大統領;ビル・クリントン
内政は得意だったが外交が不得意だった。
台湾の独立を不支持し、在任中に「チャイナゲート」と言われる、
中国共産党から選挙資金を得た噂が囁かれた。
今の「強い中国つくり」を援助したひとりである。

43代大統領;ジョージ・W・ブッシュ
父親がそうである様に軍産複合体を生業とした家庭に育った。

44代大統領;バラク・オバマ
カーター同様にノーベル平和賞を貰っている。
就任直後に世界から原発をなくするといって、
ノーベル賞をもらったが、在任中に原爆の数を増やしている。
また、アフガニスタンの駐在米軍を増員している。
中国の脅威をのさばらし「戦争触発の世界」にした。

45代大統領;ドナルド・トランプ
このような経緯において「なくならない軍産複合体」を
解体するのを選挙公約にして着々と公約を実行してきている。


もう一度、アフガニスタンからの米軍一部撤退

さて、長々と書いて来たけど、
トランプがアフガニスタンから5300名撤退させる....
って意味、まさにここなんだよね。わかるだろう。
いいや、解らない。
長々と説明しすぎよ。
もっと短く言いなさいよ。
要するに、
商売の戦争はしたくない...
戦争はビジネスではない...
ということなんだ。もっと、言うとね。
アメリカは他国に干渉して戦争状態を作ってきた....
今後はできるだけそういうことをしたくない....
戦争するなら、当事者間(国と国)が勝手にやれ...
アメリカは知らない....
まあ、それは解るわね~。
今回のアフガニスタンからの一部撤退についても
タリバンと交渉しているんだ。
勝手に撤退したわけではない。
アフガニスタンの戦争による一般国民の死亡数だけど、
米軍を含むアフガニスタン政府軍によって死亡した数が
タリバンやISの反政府軍によって死亡した数よりも多いのだ。
だから、一般のアフガニスタン国民にとって、
何が幸せなのか、何が平和なのか分からない。
今日の最初に戻るが、
中村哲医師の戦争によって平和は来ない...
このとおりかも知れないよ。


トランプ大統領の弾劾

次に聞きたいのは、トランプ弾劾かな~
ああ、それね。
アメリカの森友問題だよ。
結論が出ているんだ。
トランプは何も悪いことをしていない。
それが解ったので、民主党は焦ってきた。
悪くないトランプを攻め続けると民主党に不利になる。
だから、早く幕を引きたいんだ。
だったら訴えを止めればいいじゃないの
いやいや、そうはいかない。
拳をあげてしまった。
どこかに下ろさなければならない。
その降ろす先が「弾劾」なのだ。
上院は共和党の方が過半数を占めている。
弾劾を下院で可決しても上院で否決されることは解っている。
だから、民主党にとって見れば、
上院で否決されたのならしようがありません。
と国民に説明して終わりにするんだ。
早く終わりにしないと、大統領選がやってくる。
つまらないことをやっていると大統領選に不利になる。
早く解決させて大統領選に影響のないようにしたい。
そのために、急ぎ「弾劾」に持っていったのさ。
たった、それだけ?
そうたったそれだけ。
ただね、オレとしては、
トランプ弾劾の理由の方が少し面白いんだ。
これはオレだけの考えかもしれないけど。

ウクライナの停戦との関係

先日、ウクライナの停戦が決まりそうとブログに書いたよね。
ロシアとウクライナ、それにドイツとフランスが会議を開いて...
うん、覚えてる
その停戦が決まりそうな理由とトランプ弾劾に少し関連があるんだ。
雑談(その10;カミさんとの会話のつづき)_d0083068_16010178.jpg
トランプを弾劾しようとした民主党の理由だけど、
1、議会でウクライナへの武器供与(お金)の予算が決まっていた。
2、トランプが勝手にウクライナへの供与をストップした。
3、そして、トランプは、ウクライナに言った。
  「お金が欲しければ協力しろ」
  「協力とは来年の大統領選挙で民主党の候補者を追い落とす手伝いだ」
4、こんなトランプは大統領の職権乱用だ。
という理由なのだ。
これを聞いたウクライナ側、
「寝耳に水です」
「トランプさんから何も言われてません」...で、チョン。
ただね、トランプがウクライナに了解なしで、
勝手に武器供与(お金)を止めたのは本当なんだ。
オレね。これ....
トランプが軍産複合体にお金が回るのを阻止したんだと思うんだ。
ロシアにとってみれば、
アメリカから補助金が出るウクライナとは戦い続けなければならない。
でも、アメリカから補助が来ないのであれば停戦しても良い...
ってことで「ウクライナ停戦」が実現したのではなかろうか。
であれば、誰もが想像しない処でのトランプの勝利だよね。
そうね、そういうことも言えるわね。
あああ、聞くのも疲れた。
今日の話、アフガニスタンとトランプ弾劾だけでいっぱいね。
1、オーストラリアに亡命希望の中国人スパイの話。
2、合意できない国連気候行動サミット。....は、明日ね。
そのようだね。

by yosaku60 | 2019-12-23 14:56 | Comments(0)
<< バリ人は記念写真が好きです。 女の子に風船をとってきてあげる >>


常時ほろ酔い候

by yosaku60
カテゴリ
画像一覧
以前の記事
2024年 03月
2024年 02月
2024年 01月
2023年 12月
2023年 11月
2023年 10月
2023年 09月
2023年 08月
2023年 07月
2023年 06月
2023年 05月
2023年 04月
2023年 03月
2023年 02月
2023年 01月
2022年 12月
2022年 11月
2022年 10月
2022年 09月
2022年 08月
2022年 07月
2022年 06月
2022年 05月
2022年 04月
2022年 03月
2021年 10月
2021年 09月
2021年 08月
2021年 07月
2021年 06月
2021年 05月
2021年 04月
2021年 03月
2021年 02月
2021年 01月
2020年 12月
2020年 11月
2020年 10月
2020年 09月
2020年 08月
2020年 07月
2020年 06月
2020年 05月
2020年 04月
2020年 03月
2020年 02月
2020年 01月
2019年 12月
2019年 11月
2019年 10月
2019年 09月
2019年 08月
2019年 07月
2019年 06月
2019年 05月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月