昨日の続きだ。
まずは何から聞きたい。
そうね、アフガニスタンの米軍削減の理由かな?
そうか、その話から始めたら面白いかも知れないね。
というのは、あとで出てくる「トランプ弾劾」の話と微妙に関係があるんだ。
微妙な関係って?
まあ、それは後で語ろう。
アフガニスタンと言えば、
中村哲医師が誰に殺害されたのかも知りたいわ。
中村哲医師は誰に殺されたのか
なるほど、そこから始めるか。
5人に襲われて殺されたんだけどね。
実はそのグループが特定できていないんだ。
アフガニスタン政府と対峙するグループと言えば、
タリバンかイスラム国(IS)だよね。
でも、タリバンはいち早く「私たちではない」と言い、ISも無言だ。
ISは、暗殺が成功すれば必ず発表する。
というのは、テロの目的はネームバリューのある人を殺し、
自分たちの力を誇示する目的があるからだ。
そのISが、無言ということは彼らではないと言うことだ。
で、今の処、水争いに巻き込まれたと思われている。
中村医師は水路を新しく作り水をあちこちに供給した。
その水路の水源近くの人が水不足になった可能性がある。
そうした人に恨みを買っていたかも知れないのだ。
あくまでも推論だけどね。
アフガニスタン駐在の米軍を何故に減らすのか
アフガニスタン駐在の米軍削減の理由は?
それを知るには、まず、
米軍が何故にアフガニスタンに駐在するかを知らねばならないよね。
駐在する理由は、次の三つあるんだ。
1、対アメリカのテロの発生元を駆逐する。
2、アフガニスタン政府軍の指導。
3、水面下の軍産複合体の要請。
軍産複合体の説明
軍産複合体って何?
そう、ちょっと長くなるけど大事な処だから聞いてね。
最初に軍産複合体の言葉を使ったのはアイゼンハワーなんだ。
軍事費に群がる、政治家や武器商人やマスコミの組織体を言うんだ。
アメリカの歴史を見ると面白い。
1914年に始まった第一次世界大戦....
世界中に軍需産業が発展しアメリカも一時的に経済が活況になった。
戦争が終結するとすぐに不況がやってきた。
1929年には世界恐慌にまでなった。
だが第二次世界大戦に参戦することで戦争特需が始まった。
この2度の戦争の過程で戦争をすると国の経済が活気づくことを覚えた。
そうした旨味を知った輩は常時戦争状態にあることを望んだ。
それが米ソ冷戦時代だ。
その米ソ冷戦時代が終わっても中東での戦争をしかけた。
それが、同時テロになってアメリカに跳ね返ってきた。
そのテロの発祥地を根こそぎ除くためにアフガンに駐在した。
ということを聞けば、解るよね。
元といえば金儲けを続けるためのため戦争継続だったんだ。
アメリカの最近の大統領の顔ぶれを見ながらそれを語ってみるよ。
39代大統領;ジミ・ーカーター
ノーベル平和賞を受賞している。
オバマもそうだけど、ノーベル平和賞を貰ったということは、
アメリカをダメにした証なんだ。
イランのアメリカ大使館人質事件を解決できなく信任を失った。
40代大統領;ロナルド・レーガン
カーターから一転して「強いアメリカ」を作った。
世界中の反共主義を支援する過程で軍産複合体を強化した。
41代大統領;ジョージ・HW・ブッシュ
ブッシュ家は軍産複合体を生業としてきた。
祖父の代から兵器の製造会社を経営してきている。
42代大統領;ビル・クリントン
内政は得意だったが外交が不得意だった。
台湾の独立を不支持し、在任中に「チャイナゲート」と言われる、
中国共産党から選挙資金を得た噂が囁かれた。
今の「強い中国つくり」を援助したひとりである。
43代大統領;ジョージ・W・ブッシュ
父親がそうである様に軍産複合体を生業とした家庭に育った。
44代大統領;バラク・オバマ
カーター同様にノーベル平和賞を貰っている。
就任直後に世界から原発をなくするといって、
ノーベル賞をもらったが、在任中に原爆の数を増やしている。
また、アフガニスタンの駐在米軍を増員している。
中国の脅威をのさばらし「戦争触発の世界」にした。
45代大統領;ドナルド・トランプ
このような経緯において「なくならない軍産複合体」を
解体するのを選挙公約にして着々と公約を実行してきている。
もう一度、アフガニスタンからの米軍一部撤退
さて、長々と書いて来たけど、
トランプがアフガニスタンから5300名撤退させる....
って意味、まさにここなんだよね。わかるだろう。
いいや、解らない。
長々と説明しすぎよ。
もっと短く言いなさいよ。
要するに、
商売の戦争はしたくない...
戦争はビジネスではない...
ということなんだ。もっと、言うとね。
アメリカは他国に干渉して戦争状態を作ってきた....
今後はできるだけそういうことをしたくない....
戦争するなら、当事者間(国と国)が勝手にやれ...
アメリカは知らない....
まあ、それは解るわね~。
今回のアフガニスタンからの一部撤退についても
タリバンと交渉しているんだ。
勝手に撤退したわけではない。
アフガニスタンの戦争による一般国民の死亡数だけど、
米軍を含むアフガニスタン政府軍によって死亡した数が
タリバンやISの反政府軍によって死亡した数よりも多いのだ。
だから、一般のアフガニスタン国民にとって、
何が幸せなのか、何が平和なのか分からない。
今日の最初に戻るが、
中村哲医師の戦争によって平和は来ない...
このとおりかも知れないよ。
トランプ大統領の弾劾
次に聞きたいのは、トランプ弾劾かな~
ああ、それね。
アメリカの森友問題だよ。
結論が出ているんだ。
トランプは何も悪いことをしていない。
それが解ったので、民主党は焦ってきた。
悪くないトランプを攻め続けると民主党に不利になる。
だから、早く幕を引きたいんだ。
だったら訴えを止めればいいじゃないの
いやいや、そうはいかない。
拳をあげてしまった。
どこかに下ろさなければならない。
その降ろす先が「弾劾」なのだ。
上院は共和党の方が過半数を占めている。
弾劾を下院で可決しても上院で否決されることは解っている。
だから、民主党にとって見れば、
上院で否決されたのならしようがありません。
と国民に説明して終わりにするんだ。
早く終わりにしないと、大統領選がやってくる。
つまらないことをやっていると大統領選に不利になる。
早く解決させて大統領選に影響のないようにしたい。
そのために、急ぎ「弾劾」に持っていったのさ。
たった、それだけ?
そうたったそれだけ。
ただね、オレとしては、
トランプ弾劾の理由の方が少し面白いんだ。
これはオレだけの考えかもしれないけど。
ウクライナの停戦との関係
先日、ウクライナの停戦が決まりそうとブログに書いたよね。
ロシアとウクライナ、それにドイツとフランスが会議を開いて...
うん、覚えてる
その停戦が決まりそうな理由とトランプ弾劾に少し関連があるんだ。
トランプを弾劾しようとした民主党の理由だけど、
1、議会でウクライナへの武器供与(お金)の予算が決まっていた。
2、トランプが勝手にウクライナへの供与をストップした。
3、そして、トランプは、ウクライナに言った。
「お金が欲しければ協力しろ」
「協力とは来年の大統領選挙で民主党の候補者を追い落とす手伝いだ」
4、こんなトランプは大統領の職権乱用だ。
という理由なのだ。
これを聞いたウクライナ側、
「寝耳に水です」
「トランプさんから何も言われてません」...で、チョン。
ただね、トランプがウクライナに了解なしで、
勝手に武器供与(お金)を止めたのは本当なんだ。
オレね。これ....
トランプが軍産複合体にお金が回るのを阻止したんだと思うんだ。
ロシアにとってみれば、
アメリカから補助金が出るウクライナとは戦い続けなければならない。
でも、アメリカから補助が来ないのであれば停戦しても良い...
ってことで「ウクライナ停戦」が実現したのではなかろうか。
であれば、誰もが想像しない処でのトランプの勝利だよね。
そうね、そういうことも言えるわね。
あああ、聞くのも疲れた。
今日の話、アフガニスタンとトランプ弾劾だけでいっぱいね。
1、オーストラリアに亡命希望の中国人スパイの話。
2、合意できない国連気候行動サミット。....は、明日ね。
そのようだね。