G20に習近平は日本に来るのだろうか。
来なくてはならないだろう。
となると、トランプとの会談があるのだろうか。
会談がなかった場合....
トランプは中国の輸入全製品に関税をかけると言っている。
どうなるのだろうか。
さて、G20を前にして、
米中の冷戦はどんどんと深みに入っている。
どんな深みに入っているのか。
「軍事」「経済」「国内事情(人権)」に分けて述べてみたい。
で、今日は「軍事」である。
その軍事、まずは米軍の韓国から台湾へのシフトを書きたい。
1、米軍の韓国からの撤退がほぼ決まる。
このブログを以前から読んでいた人は解ると思うが、
私は「いずれ米軍は韓国から撤退する」と予測してきた。
文在寅は「従北嫌米反日親中」である。
韓国から米軍が出て行って欲しいと思っている。
トランプも出て行きたいと思っている。
両者の思いが合致している。
その時期がいつになるか決まっていないだけだった....
と思っていた。
が、本当の処、もうほぼ撤退の状態になっていた。
私が知らなかっただけだ。
というのは、
半島有事の際の戦時統制権を米国は既に韓国に渡していた。
韓国が攻められた場合の戦争では...
米軍が韓国軍の指揮下に入ることになる。
そんなことはあり得ない。
あり得ないと言うことは韓国から撤退するってことだ。
で、現在はどういう状況かというと、
ソウル駐留米軍は既に80キロ南の「平沢米軍基地」に移っている。
韓国からの撤退の準備と言っていいだろう。
ソウルにあった米軍のための学校も既に閉鎖している。
今はまだ韓米連合軍の本部はソウルにあるが、
間もなく「平沢」に移転の方向が決まっている。
では、米国は米軍を韓国から去らせたあとの
韓国をどのように考えているのだろうか。
私の私見であるが、
韓国のことなぞ何も考えていない。
民主主義国から社会主義国になる韓国を止めることを考えない。
北朝鮮に対しても同じである。
どうなってもたかが知れていると思っている。
韓国と北朝鮮が一緒になった場合でも韓国には北朝鮮を統率する力はない。
反対に韓国は北朝鮮に吸収される形になるであろう...程度に思っている。
韓国の経済の4分の1を占めるサムスンも落ち目になっている。
それに、またも経営陣の汚職が発覚しだした。
大企業に悪意を感じている文在寅は容赦しないであろう。
そんなことばっかりしている韓国....
今や、朝鮮半島はロシアにも中国にもお荷物になってきている。
ロシアも中国も深く干渉することなどないであろう。
米国は今、韓国、北朝鮮に対して、
いずれ(長期的)二つまとめて崩壊すれば(民主主義回帰)良かろう、
程度に軽く考えている....のではなかろうか。
2、米国は台湾を味方の「一国」と認める。
東シナ海、南シナ海の要所にある台湾、
トランプは、大統領になった当初から台湾を重視してきた。
「一つの中国論」に異論を唱えてきた。
そして、ついに台湾を「一国」と認めた発言をした。
こんな記述もある。
この記述の元ネタは次の報告書であって、
「インド太平洋の民主国家として....
シンガポール、台湾、ニュージーランド、モンゴルの4国は...、
能力のある米国のパートナーである」と記述している。
さて、こんな台湾近辺での米中の...
最近の軍事的せめぎ合いに触れておく。
(中国の台湾上陸に備えて...)
先日、台湾の海岸で中国軍の上陸阻止の訓練があった。
この訓練には米軍(軍属)が加わったことが噂される。
但しG20を前にして刺激しないように噂で止めている。
(南シナ海の覇権に備えて...)
6月2日~8日にかけて、
米国海軍、日本海上自衛隊、インド海軍、フイリッピン海軍が、
南シナ海で共同軍事訓練を行った。
こんな4国が揃っての共同訓練は初めてだ。
それに対抗し中国海軍は空母「遼寧」を含む6隻の艦隊を
沖縄本島と宮古島の間を航行させたが....
その中国を横目で見ながら、6月10日、
海上自衛隊の護衛艦「いずも=いずれ空母に改装」「むらさめ」
「あけぼの」と、米軍の原子力空母「ロナルド・レーガン」艦隊
による「インド太平洋方面派遣共同訓練」を行った。
これら、全て対中国への牽制であるが、
大阪G20での会談を優位にする為の恣意行為でもあろう...と思う。