都構想の目的は二重行政をなくすることです。
二重行政とは....
ひとつの目的を二ヶ所からの指示(行政)で行うことです。
当然に無駄金がいっぱい出てゆきます。
都構想に反対する人は、大阪には二重行政がないといいます。
そんなことは絶対にありません。
次の絵を見て下さい。
Aは、大阪府です。
Bは、大阪市です。
A社長は大阪府知事です。
A工場長は大阪府議会です。
A社員は大阪府の職員です。
B社長は大阪市長です。
B工場長は大阪市議会です。
B社員は大阪市の職員です。
A社長とB社長は、同じ権限を持っています。
同じ権限を持つと法律(政令都市法)で書いてあるからです。
当然に二人の性格が違うと同じ目的の仕事が前に進みません。
また社長が要望しただけでは社員は働きません。
工場長(議会)がOKしないと社員に命令できないのです。
A工場長...所謂、府議会議員数は88名です。
B工場長...所謂、市会議員数は85名です。
ですから、工場長の二人はほぼ同じ力を持っています。
ですが、二人の性格がとても違います。
二人の社長に、性格の違う二人の工場長...
全員が同じ方向に進むのは難しいのです。
さて、この絵を見て、
大阪府と大阪市は場所が違うじゃないか。
棲み分けすればいいじゃないか。
同じ工場内で働くという、この絵ちょっとおかしいだろう。
と、いう人がいると思います。
そうです。
それが、大阪の府と市の特殊な状況なのです。
説明するには他の都道府県との違いを知らねばなりません。
少しややこしいので、次の機会にします。
今日は、都構想の最初のとっかかりとして、
大阪の場合、二重行政は当たり前に起こりうるという...
上図だけを頭に叩きこんでください。