米中の貿易戦争...
関税のかけ合いの交渉が止まったままのように見える。
止まっている訳ではなかった。
アメリカが水面下ですごい要求をつきつけている。
その要求を語る前にこれを見てくれ。
FACE BOOKの私の書き込みにLIU ZHENMINという人物が反応した。
LIU ZHENMINという人物を私は知らない。
何者か調べてみた。
こんな写真にヒットした。
今年の1月31日、中国の副首相(左)が通商協議のためアメリカを訪れた時のものだ。
左から3番目の白いノートを広げているのがLIU ZHENMINだ。
副首相の横に通訳らしいのが見えるのでLIU ZHENMINは通訳として臨席したのではなさそうだ。
LIU ZHENMINの肩書だが、国連経済社会局の事務総長とある。
中国の外務省員であって国連に勤めているため協議の仲介をしたのだろう。
なぜこんな人物...といっても彼に使える秘書官だろうが、
私の書き込みに反応したのか。
唐突過ぎる。
調べてゆくと、少しづつ呑み込めてきた。
中国シンパを増やそうと情宣活動をしているのだ。
私への「書きこみ」....
どこで何を読んだか、私を「反中論者」と見たのだろう。
私のような者まで手を伸ばす。
なんと、中国は焦っているのだろうか。
その焦りの理由こそ、冒頭に書いたアメリカの水面下交渉なのだ。
今、アメリカは中国にこんな要求をしている。
1、資本の移動を自由にしろ。
2、外国企業がお金を持って中国を出ることを妨げるな。
3、これらが守られているかどうか次で検証する。
4、毎月の両国専門家会議、3ヶ月毎の高官会議、年に一回の閣僚級会議。
5、検証結果、守られていなかったら、関税を掛け増しする。
6、途中で通貨(中国元)を切り下げるな。但し、最後は切り下げろ。
上記1から6の意味だが、
これまでの中国では、
外国企業が中国で得た利益を国外に持ち出すことを許さなかった。
それはいけないだろう!
自由にさせろ! と突きつけている。
途中で通貨を切り下げるな...
の要求の意味だが、
持ち出す際の元からドルの換金を高いレートでするってことだ。
中国から脱出する企業が有利になるための要求だ。
中国から多額のドルが持ち出される...
となると当然、中国は外貨準備高が不足してくる。
外貨がないと、ドル決済の貿易ができない。
中国は海外に資産を持っているじゃないですか。
その資産を売ってドルを得ればいいでしょう。
投げ売りになるって、そんなのしようがないでしょう。
で、「最後は切り下げろ」と言うことの意味...
外国企業が脱出し終わったら為替は勝手でいいよ。
終わったんだから、元は安物の通貨でいいじゃないですか。
....との意味だ。
なんとも強い要望だが騙され続けてきた反発である。
こういうのを呑んだら、中国はどうなるか。
中国は、こんなのを受け入れる筈がない....
とはいいながら新たな関税を突きつけられたら困る。
となると受け入れざるを得なくなる....状況にある。
さて、中国はアメリカにどう応えるのでしょう??
それにしても、
LIU ZHENMINと名乗る人物からの私への書き込み...
今朝ほど彼から友達リクエストが届いたのでOKをしたら、
先ほどからチャットを申し込まれた。
英語の挨拶に返事しなかったらインドネシア語で申し込んできた。
使いなれた正確なインドネシア語だ。
日本語、英語、インドネシア語、なんでもござれか!
不気味でもあるが、少々面白くもある。
ただ私は中国寄りに感化されることは絶対にない。