夏ごろから12月に入ったら自動車を修理に出すことを決めていた。
何故に12月なのか....
保険の有効期間が来年1月末までだからだ。
何故に保険が切れるぎりぎりまで待つのか....
バリ島では駐車場が狭いので駐車中によく他の車にこすられる。
自分がこすらなくとも他の車にこすられるのだ。
防ぎようがない。
で、何度もあるそうしたことを想定してぎりぎりまで待つのだ。
と思っていたら....
12月に近づいて気が緩んだのかまず私が建物の角で車をこすった。
どうせ修理をするのだから、と、気にしないでいたら...
それが伝染したのか、今度はカミさんが塀にあてて車体をこすった。
いいよ、いいよ、どうせ直すのだから....
てんで、気にしないでいたら...
二人とも気が緩んで、ここ1~2週間でぼっこぼこ!
ただ、他の車に当ててはいない、全て自損事故だ。
いいじゃないかい!
まあ、そんなことで、12月に入った。
で、修理の査定をしてもらおうと保険屋(Allianz)に行くと....
担当者曰く
「いいですよ、修理工場に持って行ってください」
「契約している修理工場いくつもありますがどこかを知っていますか」
ガッツの「Muji」なら知っていますが、
「いいですよ、そこに持って行ってください」
は~い?!
おかしい、簡単すぎる。
以前は保険会社のスタッフが事故を問い車体を見て....
「2回の事故です」
「1回分の申請料が(約20万ルピア=2千円)ですから」
「ここで4千円お支払い下さい」
「あとは全て保険処理致します」
てな具合の保険会社スタッフの面接があった。
が、それをスルーして直接に修理工場に持って行けとは...
何と簡単になったものか。
で、修理工場に直接車を持って行った。
これが修理工場....大きい!
座っているのはカミさん。
丁度、昼休み、おじさんひとりしかいない。
そのおじさんに「直接ここに持ってゆけと言うので....」
なんて言い訳すると「解っている」といわんばかりにうなずく。
なんだ、解っているんだ....システムが変わったのだと、理解して...
おじさんと一緒に車を見る。
「ここに小さい傷がありますね、どうします」
ああ、それも直して....「解りました」
「ここもちょっとへこんでますね」
知らなんだ、さすがプロだ....なんてこと言わず。
そうね、そこも直しといて。
ワイパーのゴム、悪いんだけど....と私。
「事故に関係ありませんよね」
それはそうだけど、そこをなんとか...
「考えときます」
とか、なんとかで仕上がった「修理仕様書」を見ると....
車体の前から右横から後ろから左横までぐるりとなんやら記号が並ぶ。
天井を除いてみんな総替えですか?
「そうなります」....そうですか!
やった!
車体入れ替えみたいなもんだ。
新車になって返ってくるだろう!
なんて、喜びを胸深く閉じ込めて聞く、どれくらいかかりますか
「2週間かかります」
帰り際、女子従業員が事務所に入って来たので聞いてみた。
今日の工事申請、お金払わなくていいの?
「それは後(あと)です」
そうか....多分、
「これだけ直したから事故の相当回数として...」
「前、右横、左横、後ろとなると4回の事故ってことだな」
「ということは、2000x4回=8000円だ」
ってことで、8000円請求されるのかな....
いいだろう、いいだろう!
8000円で新車になるなら...
これが三日目、そして昨日、
保険会社Allianzから私の携帯電話にSMSが届く。
「お車お預かりしております。現在修理中です」
おおお! なんともはや、ご親切なこと!