昨日に続き、安倍総理の現在の懸案事項(私が勝手に思う)....
の、今日は、消費税アップ....
来年の10月に消費税が10%にする....と発表された。が、ネット情報ではほんまかいな、という専門家が多い。過去2回消費税アップが延期された。二度あることは三度あるという疑いなのだろう。私個人としてはどっちでも良いと思っている....というよりも正直言ってよくわからないのだ。昔、私も財務省やマスコミに騙されていた。国の借金一兆千億円、国民一人当たり800万円....というのをずーと信じていた。国民の借金ではなく政府の借金だとか、日銀も政府に入れて連結でバランスシートを作ると借金はほとんど棒引きだとか、今はそういうことを知っている。が、そういうことを知った上でも、消費税アップが不適当だと判断を下すまでにはならない。いくつかの財政論を読んでみた。が、難しすぎて私の頭ではわからない。
そんなよくわからない中、私は気妙な現象に気づいている。消費税アップに関する賛成と反対の意見だ。ネット情報で知る経済の専門家はほとんど(90%以上)消費税アップに反対している。国土強靭化というアクセルを踏みながら増税と言うブレーキを踏むのは訳が分からない自殺行為だという。経済の専門家ばかりではない。野党の全部が反対している。過去に自民党に増税を約束させた野田元総理も沈黙している。野党ばかりではない。与党の公明党も原則反対だ。経済が良ければ且つ軽減税率が設けられればとの条件付きで賛成なだけだ。与党の自民党だが青山参議員のように声を高らかに反対しているのもいるが多くは口をつぐんで賛成も反対も言わない。こうした中で「消費税アップ」を打ちあげているのは「官邸、内閣」だけなのだ。変な現象だ。この現象を何故か考えてみる。
「官邸、内閣」は、あきらかに財務省を主かっている(と思う)。財務省と言うのはいつも増税派だ。なぜに財務省は常時増税をいうのか。元財務官僚の高橋洋一に言わすと「財務省の病気=慢性病」という。絶対に治らないのだそうな。安倍総理も4年前の消費税アップは失敗したと思っている(だそうな)。余りにも経済への打撃が大きかった。何故に消費税アップが他の増税と比べて経済への打撃が大きいかと言うと理由がある。というのは一時的な増税ではなく恒久増税であるからだ。一旦アップされると将来ともそのアップが続く。ということは国民感情として、2%X3=6%ぐらいのアップに感じてしまうそうな。こういう精神論を入れた計算式もあるそうな。まあ、細かい話はどうでもよい。私がここで気になるのは。消費税をアップしたいのは財務省だけ。その財務省の考え方に何故に「官邸、内閣」が追随し、自民党議員の多くがダンマリを決め込むかとの疑問である。それをはてなはてなと考える時、私は昔の「金丸事件」を思いだす。何十年前になるだろうか、金丸信が政治を握っていたことがあった。細かいことを省くが金丸が財務省をやりこめたことがあった。そのあとの財務省の復讐がすごかった。金丸信のお金の動きを全部チェックして、それをマスコミにリークして金丸信の政治家としての息の根をとめた事件があった。財務省は税務署も管轄においている。こういう復讐ができるのだ。それを政治家が知らぬ訳がない。脛に傷のある政治家はいない。政治家はいろいろ言うが財務省が怖いのではないだろうか。また、地元の陳情に応えるため普段より財務省と懇意にしておく必要がある。さて、消費税アップについては細かなことを書くときりがない。軽減税率の方法や消費税の使い道などいろいろとありすぎる。が、おおまかに全部省いて結論として次に絞りたい。
消費税アップを面と向かって反対しない与党政治家が多いのは....
地元民から陳情を受けた時のことを考え各議員が財務省を忖度するからだ。
そうした議員たちに対し安倍総理も一定の配慮が必要なのだ。
そして、この議員たちへの配慮の先には憲法改正への協力とりつけが透けて見える。