「日本の闇」の模型図の底の鍋ですが、
GHQ製洗脳器と名付けました。
GHQとは、
敗戦の日本の統治にやってきた連合軍の指令本部のことです。
連合軍のことも指令本部のことも当時の日本国民は、
ひっくるめて、進駐軍と言っていました。
で、ここでも進駐軍と書きます。
進駐軍は、この鍋の中に日本国民を入れました。
そして洗脳したのです。
洗脳というのは、洗脳された当人はそれに気づきません。
自分自身が自ら考えたことにしてしまうのです。
だから困るのです。
その洗脳の仕方ですが、
マスコミを徹底的に規制しました。
新聞と放送です。
30項目の禁止事項を定め、それを検閲したのです。
「プレスコード30項目」と言われる次の検閲です。
(マスコミに対するGHQの検閲指針)
1、進駐軍を批判をするな。
2、東京裁判の批判をするな。
3、進駐軍が憲法を作ったことを批判するな。
4、この検閲指針を批判するな。
5、米国を批判するな。
6、ソ連を批判するな。
7、イギリスを批判するな。
8、朝鮮人を批判するな。
9、中国を批判するな。
10、他の連合国を批判するな。
11、連合国の一般を批判するな。
12、連合国が満州国の日本人にした行為を批判するな。
13、連合国の戦前の政策を批判するな。
14、第3次世界大戦を考えるな。
15、ソ連と西側諸国の冷戦に口を出すな。
16、太平洋戦争をやむを得なかった擁護するな。
17、日本を「神の国」と宣伝するな。
18、軍国主義を宣伝するな。
19、ナショナリズムを宣伝するな。
20、大東亜共存圏を宣伝するな。
21、その他の宣伝をするな。
22、戦争犯罪人を正当と擁護するな。
23、進駐軍兵士と日本女性の交際を批判するな。
24、闇市の状況を公表するな。
25、進駐軍の軍隊を批判するな。
26、飢餓の状況を誇張して公表するな。
27、暴力と不穏な行為を扇動するな。
28、虚偽の報道をするな。
29、進駐軍や地方行政部に不適切な言及をするな。
30、解禁されていない報道の公表をするな。
どうですか。
これでもか、これでもかと、がんじがらめでしょう。
いくつもダブっているでしょう。
でも、よく読んでください。
現在の日本のマスコミの偏向具合そのものです。
そうです。
この時にマスコミが洗脳されたのです。
それが今もなお尾を引いているということです。
この洗脳はサンフランシスコ講和条約まで続けられました。
ですから7年間です。
7年間と言う短い間に洗脳をなしとげしました。
それには、テクニックがあったのです。
戦時下を思わせる強引な手法でした。
次回は、その無茶苦茶な手法を書きます。