「中東の巻」で訴えたい結論を先に書く。
次が書きたいことのざーとしたあらましだ。
第一次世界大戦以降、イギリスは中東利権を喰い物にした。
第二次世界大戦以降、アメリカの金権屋がそれに加わって来た。
アメリカの政権ではない。
ウオール街の金権屋が加わってきたのだ。
金権屋の言い分は、グローバリズムのためであった。
当時はそれを「民主主義」と呼んだ(今とは違う)。
金権屋にとって中東には少々争いがあった方が良かった。
その方が利益につながったからだ。
その金権屋に反発したのが、ケネディ大統領だった。
が、そのケネディが殺された(もしかしたら…..)。
利権を喰い物にするアメリカに反発するアラブの国家があった。
そうした国にロシアは味方するようになった。
以後、中東はアメリカとロシアの代理争いの呈となった。
そこに昔のケネディのように金権屋に反発する大統領が現れた。
トランプ大統領だ。
中東全体は昔から国があってないようなものだった。
国の境もあってないようなものだった。
放牧民達には国家というものの感覚が薄かった。
そうした中、トランプはイスラエルを中東での本物の国家にした。
イスラエルにナショナリズムを吹きこんだのだ。
中東の他の国に「イスラエルのように自活しろ」との叱咤であった。
ナショナリズムの浸透だ。
そのイスラエルのナショナリズムに反発する気運は強く起こらなかった。
アラブ人の多くは、パレスチナはイスラエルの州と理解し始めたのだ。
今、トランプは、シリアをロシアに任せてよいと思っている。
先日のプーチンとの会談で、そうした話も出たのではなかろうか。
こと左様にトランプは中東には争いのない方が良いと思っている。
争いがなくなるとウオール街の金権屋が利益を得る機会がなくなる。
で、金権屋はそんなトランプに反発しているがうまくいかない。
ロシア疑惑をでっち上げて彼の追い落としを狙ったがうまくいかない。
ロシア疑惑は金権屋とマスコミと民主党が共謀ででっち上げたものだ。
ということでトランプの出現により今後、中東は大きく変わってゆくだろう。
ケネディのように暗殺されないことを祈るのみだ。