昨日、書いたブログ、内容に間違いがありました。
お詫びして訂正致します。
昨日の朝に出会った儀式は「ムムクル」でした。
「スルサイ・ンガベン=最終の葬式」とも言われる。
何故に最終なのか、
バリの葬式は、次の三つを全部終えないと終わらない。
1、土葬する(Medhem Sawa)
2、火葬し海に流す(Ngaben)
3、海から呼び戻し家寺に入れる(Memukul)
この1~3は、通常で15年~20年かかる。
ムムクルは、3番目なので「最終の葬式」と呼ばれる。
ムムクルが無事に終わって、海の彼方に居た死者を
呼び戻すことができ、家寺に迎え終えたことを
「ムリンギ(Melinggih=お座り頂いた」と言う。
死者の魂が家寺にお座り頂いたあとでないと、
この世に生まれ変わることができない。
だから、
ムムクルは輪廻転生上もっとも大事な儀式であって、
私の過去のブログ....2016年12月15日~23日に書いた、
にみるよう、時間も手間も費用もかかる。
ムムクルの儀式を全て語れる人は少ない。
というのは、20年に一度ほどしか体験できないので、
まだ知らなかったり一度体験していても忘れたりするからだ。
さらに、地方によって扱いがまちまちだ。
例えば、輪廻転生で「前世は誰だったか?」との問い。
シンガラジャでは、親は自分の子の前世を聞く習慣がある。
(子の前世を知っていても子供に話さない人が多いが...)
が、ヌサペニダ島では、前世を確かめる行為そのものをしない。
で、バリ島のお葬式のシステム(笑)の全容を知りたいと、
今朝方、知り合いのお坊さんに聞くべく家を訪ねてみた。
が、ご本人が留守で逢うことができなかった。
んで、まあ、いいやてんで、大体の処で書き急いだ。
過去を超えての新しい情報を書けなかった。
お許しいただきたい。