あけっぴろげてあらいざらいのあるがまま



中国についに来た!「ミンスキーモーメント」

ミンスキーモーメント…

聞きなれない言葉だと思う。

私がミンスキーモーメントという言葉に出会った経緯…

を説明しながら、ミンスキーモーメントを語ってみたい。


私がミンスキーモーメントの言葉を知ったのは、

今年の5月、藤井厳喜(国際問題アナリスト)の発言からだった。

藤井氏は、次のように言っていた。


1、中国経済は既に崩壊している。

2、崩壊しているが未だバブル崩壊にまで至ってない。

3、その理由は経済崩壊があってもすぐにバブル崩壊にはならない。

4、その間には、ある程度のアローアンス期間がある。

5、この期間が終えバブル崩壊開始をミンスキーモーメントという。

6、中国経済は既に崩壊しているが、

  ミンスキーモーメントまでは来ていない。

7、それが中国経済の現況である。


私は数多(あまた)いる学者の中で藤井氏の言動を注視している。

何故なら、トランプが大統領選に出た時、

藤井氏は「トランプが勝利する」と予想した一人だ。


実は、私も周囲に馬鹿にされながらトランプ当選を予想していた。

だが、私の場合、

「アメリカ国民は、もうオバマに飽きて変革を求めるはずだ」

との感覚的に予想していたに過ぎない(木村太郎もそうであった)。


が、藤井氏のトランプ当選予想は、

アメリカ各州のどこがどうなるから、

との得票予想を組み立てた上でのトランプ当選予想であった。

そこまで予想できるということは、

余ほどアメリカを知らなければできない。


以来、藤井厳喜氏の発言には、いつも注目していた。

その彼が、ミンスキーモーメントを言ったのだ。

ミンスキーモーメントという言葉に出会った私、

彼の他に誰がミンスキーモーメントを語るのかを調べてみた。


と、去年の10月に中国の中央銀行総裁(周小川)が、

ミンスキーモーメントを話しているのを見つけた。

周小川は講演の中で、

「ミンスキーモーメントは必ず来る」と語っていた。

中国の中央銀行総裁が言うのだから重みがある。


さて、そんなミンスキーモーメントだが、

米国人のハイマン・ミンスキーという経済学者が

「経済のライフサイクルには泡沫的投機バブルによる脆さが内在する」

として発表したものである。

で、そのプロセスを


①、調子のいい時、投資家はリスクを取る

②、どんどんリスクを取る

③、リスクに見合ったリターンが取れなくなるまでリスクを取る

④、何かのショックでリスクが拡大する

⑤、慌てた投資家が資産を売却する

⑥、資産価格が暴落する

⑦、投資家が債務超過に陥り破産する

⑧、投資家に融資していた銀行が破綻する

⑨、中央銀行が銀行を救済する(ミンスキーモーメント

⑩、①に戻る


としている。

さて、話を戻す。

⑨にあるように中央銀行が銀行を救済する時点を

ミンスキーモーメントという。

その当事者の中国中央銀行総裁の周小川が、去年の10月に

「ミンスキーモーメントは必ず来る」と言ったのだから、

いつか来るのであろう。

私もいつか来るのだろうと思っていた。


それが、二日前の「産経ニュース」で、

ミンスキーモーメントの言葉が出たのだ。


そうか、とうとう来たかの思いで記事を読んだ。

「中国企業に倒産が多発生」との記事であった。


三つほどの企業名が具体的に挙げられ、

負債額も具体的数字が書かれていた。

(ここまで書かれておれば虚言ではない)

文面の中に「ミンスキーモーメント現わる」と説明があった。

そうか、

やっぱりか、

とうとう、中国にミンスキーモーメントが来たようだ。

改めて、今日に至った経緯を思いだしてみた。


1、中国経済はどんどん伸びた。

2、しかし、中国の社会保障はぜい弱だ。

3、国の制度を信用しない国民は自己防衛する。

4、その為にお金を貯蓄に回すようになる。

5、貯蓄は少しでも有利なようにシャドーバンキングを利用する。

6、シャドーバンキングは集めたお金で理財商品を買う。

7、その理財商品は、経済が発展し続ける前提で成り立つ。

8、その前提が消えた時、どうなるか。

9、シャドーバンキングが消え、国民の貯蓄も消える。

10、さあー大変だ。

ということである。


ミンスキーモーメントが来たかどうかの判断は、

つぎの4点であろう(と思っている)。


1、株価暴落

2、中国元の暴落

3、不動産価値下落

4、この三つの制御不可能


ひとつひとつ現状を拾ってみる。


1、の株価暴落だが、

過去も株価が暴落したことがあった。

その時は、警察官を各所に入れて暴落を防いだそうだ。

どういう風にしたかというと、

警察官を見張らせ株を売ろうとする人間を逮捕したそうだ。

で、誰もが株を売れず、株の暴落が止まったそうだ。

さすが、中国だ、よくやる。

今回は、こういうことが起こってないようだ。

ということは、その程度では株価暴落を制御できないのだろう。


2、の中国元の暴落だが、

現在、中国政府は一生懸命に中国元を支えようとしているらしい。

それを支える現玉がないので海外から入れようと必死らしい。

が、中国元を支え切れていない。

614日~73日の間に5.3%下落している。


3、の不動産価値だが、

現在、北京市内の不動産利回りが平均2%低下している。

不動産は、一旦値下がりが始まれば、容易に改善されない。


4、の、この三つの制御不可能だが、

まあ、周りをみるにつけ、そうなのであろう。


ということで、

株価下落、中国元下落、不動産下落、制御不能…

点セットが出そろった。

ミンスキーモーメントが来たのだ。

バブルが崩壊したのだ。


バブルというのは、崩壊が始まると、

その崩壊が伝染するように大きく広がって行く。


鳴り物いりでスタートした「AIIB」は、

もうすでに頓挫しているが、

「一帯一路」は、四帯六路(笑)になって、

計画性の乏しさが露呈している。

問題は「中国製造2025」だが、アメリカとの

貿易戦争でその進展が厳しくなっている。

これらに対して、

今後、どういう形で崩壊が伝染していくか。


日本経済にとっても打撃を避けられないだろう。

が、日本だけではない。

世界中に影響が出るであろう。


しかし、起こるべくして起こった崩壊だ。

今後は、それを乗り切る中国.....

どういう風に出てくるか、中国共産党.....

を注意深くみてゆかねばなるまい。


毎年一回しか開かれない日中韓の経済会合、

今年は既に終わったのに、中国は11月ごろ、

もう一度開きたいと日本に要望してきている。

誰も言わないが、私は、

中国の日本に対するお金の無心だろうと思っている。


バブル崩壊で国民の暴動を抑えきれなくなったら、

その目くらましに台湾侵攻が早まるかも知れない。

今こそ、

我々もフンドシを引き締めて心づもりが必要だ。


by yosaku60 | 2018-07-13 12:28 | 時事放言 (NEW) | Comments(0)
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