今朝の新聞に中国は、
南太平洋のバヌアツに軍事拠点建設中と、
聞き捨てならぬ報が出ている。
南シナ海で中国海軍が40隻集まって演習し、
尖閣諸島では今朝も3隻の中国公船が接近している。
こんな時に、森友・加計を未だにやっている日本….
「井の中の蛙」以下である(憤慨)。
さて、以前のブログで、第二次天安門事件以降、
中国共産党は海外に出ている華僑と連絡を密にしたと書いた。
そしてその米国の拠点がサンフランシスコと書いた。
そのサンフランシスコの華僑について述べたい。
日米/中の冷戦時代にあって、
敵を知るために、知っておきたいのは、
海外の華僑と言っても、
1、古くは、中国共産党派と台湾国民党派があり、
2、最近では、江沢民派と習近平派があって、
複雑だということだ。
紹介するサンフランスコは、後者の例である。
ということで、
サンフランシスコの華僑には、
江沢民派と習近平派がいる。
江沢民派を代表する人物は、白蘭(Rose Pak)女史であり、
習近平派を代表する人物は、方季邦琴(Florence Fang)女史である。
共通して「反日」であるが、互いに反目している。
二人を紹介しよう。
最初は、方季邦琴であるが、
1935年生まれ、未だ健在である。
多額の献金をすることで習近平と親しくなり、
現在、サンフランシスコのメディアを掌握している。
次に白蘭(写真)であるが、
1947年生まれ2016年9月に急死している。
1967年に不法移民で米国に来たが、
江沢民とのつながりで政治に介入し、
3人の移民市長を当選させ、
以後、市の政治面を掌握(11人中6人)した。
2016年9月の急死であるが、
2016年6月にロスアンゼルス~ラスベガスの
高速鉄道建設に参入していた、
中国グループの合弁が解消されている。
そのことと関係ある気がしてならない(私見)。
白蘭が押した3人目の市長がエドウィン・リーである。
以前のブログで書いたように、エドウィン・リーも
昨年末、突然に急死している。
江沢民派の相次ぐ、このような死去、
中国共産党の魑魅魍魎ぶりが垣間見える。
中国を知る時、
共産党内の、このような権力争いが
中国国内だけでなく海外でもあることに注目すべきである。
このようにサンフランシスコには、
相反する二つの派閥の華僑がいるが、
残念ながら、その二つとも「反日」である。
さらに二つ合わせて、
政治とメディアを掌握している。
「サンフランシスコは既に赤く染まっている」ということだ。