あけっぴろげてあらいざらいのあるがまま



国のアイデンティティ(その5;中国「危ない経済」)

中国の内情、何がうまくいっていないかと言うと、

経済です。


中国のこれまでの経済発展の経緯を追ってみます。


まずは、鄧小平の「沿岸都市の先駆け発展政策」で、

一部の都市が急激に発展しました。

この時の発展の原動力は、安価な人件費でした。

世界の工場と言われるようになり、

資本が世界から入ってきました。


それを後押しすべく政府は、

人民元が安くなるように為替操作しました。

中国の経済は、どんどん伸びました。


でも、人件費はいつまでも安くありません。

経済が発展すると人件費も高くなりました。

今や、世界の工場は、

ベトナム、次にミャンマ、

次にバングラデシュと移りつつあります。


人件費に面白みがなくなった中国は、

経済衰退したかというとそうはなりませんでした。


不動産転がしが架空の利益を産んで、

どんどんお金儲けができたのです。

100万円で買ったマンションが1年後に倍の200万円に、

その200万円で別の不動産を買うと一年後に倍の400万円に、

こうしたことを繰り返すと、4年後に100万円が1000万円になる。


なぜ、一年で買った値段の倍に売れるかというと、

次々に買う人がいるからです。

最初に買った人が最も儲かります。


そうです。

「ねずみ講」のようなものです。

日本の過去のバブルもそうでしたね。


ただ、中国の不動産の売買は日本と少し違う事情があります。

日本のマンションは、古くなると価値が落ちます。

中国のマンションは、内装をしないで売り出されます。

内装をしない間は、何年経っても、新築なのです。

年数によって価値が落ちることがありません。


中国のマンション.....

空き家が目立ちますよね。

あれは、空き家ではないそうです。

投資目的で、じーと値上がりを待ってる状態なんだそうです。

住みもしないで持ってるだけだなんて......気持ちワル(笑)。


さわさりながら、

いつまでも価値が上がり続けることはありません。

噂によれば、

不動産価格は高くなりすぎて今は値上がりしていないと聞きます。

となると、最後に買った人は、売れなくて持っているだけです。

銀行からお金を借りた人は金利だけを払い続けなければなりません。

払えない人が続出します。

不良債権です。


こういうこと、今の中国では起きている筈なのです。

でも、バブルは、まだ、はじけていません。

何があるのでしょうかね。

それは、わかりません。

多分、国土の広さと人口の多さで、

緩和されているだけでしょう。

いつかは、はじけるはずです。


中国は、共産党の一党支配の国です。

結構に勝手なことができます。


お金が足らなくなると、札を印刷すればお金が生まれます。

お金の価値を下げて、輸出を伸ばそうとするのなら、

お金を印刷すれば良い。

簡単です。


でも、輸出だけを伸ばそうとしても、

いつまでもそうはいきません。

経済拡大のため、外国への投資もしてゆかねばなりません。

外国に投資する場合は、

中国元が強く価値がある方が有利です。

となると、

お金を印刷しないで、

中国元が少々不足する状態にしなければなりません。


でもね~

お金が不足すると、

経済が回らなくなり経済成長が鈍りますよネ。



さて、ということは、

「不動産転がし」で不良債権を作らないことと、

中国元を高めで維持するための「為替操作(現金印刷)」は、

進みたい方向が逆になります。

どんなスーパマンでも逆な方向をいっぺんに進めません。


今の中国は....

手探りで、この間を行ったり来たりしているように見受けます。

いつまでも、そんなごまかしは、効きませんよね。


さて、


過去の日本のバブルの時の経験から、

私なりに人生訓を得たつもりでいます。


それは


「汗をかかないで得た利益は身につかない」です。


まもなく、中国人は、それを知るようになるのでは、

みなさんは、いかがお思いですか。


by yosaku60 | 2017-09-03 12:14 | 日本=知ったかぶりです | Comments(0)
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