あけっぴろげてあらいざらいのあるがまま



今回も失敗した、もう見れないかも....

私は、知ったかぶりをしているが、本当のところは良く分からない。
って、何の話しかというと....
ラムダとバロンの戦いの話である。
私の知ったかぶりの源泉は、日本で読んだ「バリ島研究書」による。
今、その本は、手元にないが....

ついにバロンは、ラムダとの争いに勝ち、
天国へ行く(階段を登る).....

をジ・エンドに書かれていた(たぶん、そう書かれてあった)。
が、ラムダとバロン、表裏一体であって、ラムダが時々バロンに
化身するとかなんとか、訳の分からないことも書かれていた。
てな訳で、このラムダとバロンの関係は、実に混沌としているのだ。

で、昨晩は、
誰が階段を登るか(ラムダかバロンか)を是非に見たかった。
で、バンジャールの中に入って頑張ってみた。

女性10人ほどの踊りがあった。
この踊りの練習風景は見ている。
全員がバンジャールのご婦人である。
その踊り...
大人ばっかりで、他ではなかなか見れない迫力があった。
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ところが、驚いたことに、
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この踊りが終わって、楽屋裏に引っ込んだ彼女達から、
何やら悲鳴が聞こえてきた。
暫くするとと、手足をばたばた震わせ叫ぶご婦人を抱えて男どもが寺の中に走った。
ご婦人がトランスに入ったのである。
続いて、ご婦人が運ばれてきた。
泣き叫ばないが、手足を震わせている。

次に運ばれてきたご婦人は、手足が伸びきって失神している。
なんやかやと、5人ほどの、ご婦人が寺に運び込まれた。
過去に、女性もトランスに入ったのを見たことがあるが、
女性の集団トランスを見たのは、初めてである。
それだけ、みなが真剣に踊っているということであろう。
その真剣さに、ありがたくなる。

が、そんな時でも、
一部の男どもは、違う処に集まっている。
こんな「賭け事」をしている。
どうもルーレットと同じようなルールでお金を張っている。
見ていると、10万ルピア札(約千円)も張られている。
バリ人にとっては、高額な博打だ。
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さて、舞台の方だが、人が多くて、近くでは見れない。
バンジャールの集会場の中のスクリーンで観ることにした。
ラムダを囲んだ、悪魔の踊りがあった。
以前も一回だけ見たことがある。
照明を赤暗く落とした中で踊る....
言葉を変えれば、「妖精の踊り」だ。
実に、見ごたえがあった。
d0083068_09521031.jpg
んで、んで、
その後は、寸劇と漫才とかが続く。
バリ語が全く分からない私には、廻りが笑っても笑う意味が分からない。
で、一時頃、一旦、家に帰った。

30分ほど家で休んだろうか、
もうそろそろかもと、また集会場の方に行った。
が、まだ漫才をしている。
で、また、家に戻って、音楽が変わるの待った。

と、2時ごろ、聞こえるガムランの演奏が変わった。
が、バリの盛装を解いていたオレ、もういちど着なおすのに、少々時間がかかった。
で、2時10分、会場に急いだ。
と、ビラの門を出ると、観客が帰って来るのが見えた。
向かえの家のお嬢さんも帰ってきたところであった。
顔見知りである。

終わったの....
「そう、終わった」
教えて!、階段を登ったのは、誰?何?
「スプルティ・マニス」
ええ? スプルティ・マニス だなんて、なんだ、それ!
スプルティ;....のような
マニス;甘い、甘美な
である、どう訳すのだろうか。

いずれにしても、今度も見れなかった。
2時ごろと解っていながら、詰めが甘かった。

さて、そんな口惜しさを抱えて、今朝の浜に出かけた。
いつものワルンには、いつもの男どもが集まっていた。
昨晩のことを聞いてみた。

昨晩は、バンジャールタマンで「神の奉納ごと」があった....
「知ってるよ」
階段を誰が登ったか、今回も見れなかった....
誰が登るのか....
「ラムダだ」
ええ、バロンの化身ではないのか。
「違うラムダだ」
日本の本では、バロンの化身になっている....
「違う、ラムダだ」
「ほら、こんなのだ」と、シャツをまくって見せてくれた。
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間違いない、ラムダだ。
じゃ、バロンはどうしてるの.....
「下で待ってる」...というが、意味が分からない。
ワルンに集まっていた別の男どものひとりが教えてくれた。
「登ったラムダは、上で剣で刺される」。
「そのあと、神になる」
それが、スプルティマニスなのか....
そう聞くと、ワルンに集まっていた男どもがみなで大笑いする。
で、「そうだ、そうだ、スプルティマニスだ」という。
その表現がぴったりで面白かったらしい。

ということで、想像してみると、
スプルティマニスは、「幸せいっぱい」ということのようだ。
当たり前だ。
奉納芸能は、ハッピーエンドで終わらなければならない。
人々を幸せに導いて終わるのだ。

次いで、
ワルンに集まった男どもが教えてくれた。
「Calonnarang に物語が書いてあるよ」
「読んでみたら」
ありがとう、勉強してみる....

家に帰って、お手伝いのカデに聞いてみた。
カデ、Calonnarang って、知っている?
「知っている、バリ人なら誰もが知っているわ」
どんなこと、書いてあるの....
「知らない」
どうして....

「読んだあと、」
「自分の廻りに悪魔が出てくるので怖いから読まない」

あああ、バリ島...面白い! 
やはり、神の島だ。

by yosaku60 | 2017-08-02 10:27 | バリ島=慣習・伝統 | Comments(0)
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