インドネシア独立戦争をバリ人と共に戦った残留日本兵・・・・
その中の一人である、曽我さん・・・・・
の遺児である、マデ.スラジャさんの家の神棚が完成した。
神棚は亡き父を祀るためスラジャさん(左から二人目)が作製。
が、日本風の奉り方が分からず、空のまま放置されていた。
その神棚を作法どおりにお飾りしてくれたのが、自らが神道の清水さん。
全ての神事が終わった。
スラジャさんがほっとした安堵の顔を見せる。
現在、73歳のスラジャさん。
幼かったため父を覚えていない。
が、この神事を通じ、「日本人の父」を感じたのではなかろうか。
そして.....
自分にも日本人の血が流れていることを感じ取ったのではなかろうか。
残念ながら、亡き父が日本の何処の誰かということはわかっていない。
スラジャさんにとっては、日本人として失われた70余年だった。
せめて、私だけでも・・・
バリにいる間は、同じ日本人として深い友人でありたい。