あるバリ人の家に呼ばれて行った。
鶏が立派な鳥かごに入っていた。
どうしたの、この鶏? .....と聞くと、
「と、と、とんでもない、鶏じゃない」
じゃ、なんなんだ?
「鳴き鳥だよ」.....なんて言う。
どう見ても鶏だが...
鳴き声専門の鶏は、単に「鶏」とは言わないらしい。
まあ、どうでもいいが....
鳴き声を争う鳥を飼うことを
男の道楽としている贅沢な男連中がいることは確かだ。
先日、その「鳴き声大会」があった。
写真で、その道楽ぶりを紹介する。
まずは、大会宣言の看板....
「鳥のさえずりの競争と展示会」と書かれている。
飼い方の勉強会もある。
手前の弁当箱の中は、鳥の餌....
どんな餌....かって?
アップすると、こんなの.....ウジャウジャうごめいている。
これが競演会場の全景。
鳥かごを天井から吊るすが、飼い主は、この真下に入れない。
遠くから眺めながら、自分の鳥に「鳴け、鳴け」と声援を送る。
検査官数名(写真では、中央の人)が、
鳥かごの下に行き、番号を確認しながら点数をつける。
競争は、鳥の種類ごとに行われる。
自分の鳥の順番が来るまで、時間待ちの男たち。
失礼だが、オレには、「遊び人」の面構えにしか見えない。