船乗りの間で使われる言葉で、
「陸(おか)に上がった河童」というのがある。
陸上では、
海のことしか知らない船乗りは、
世の中のしきたりや仕事の仕方がわからず、
使い物にならない。
商売しても失敗ばかりする。
という意味である。
写真は、海岸の石畳の上を這うウミヘビ。
海の中では、すばしっこいのだろうが、
陸上では、ノロノロとゆったりしか動けない。
「陸(おか)に上がった河童」のごとく、
「陸(おか)に上がった海蛇」である。
海蛇は、ほとんどが猛毒を持っている。
危険なので、捕まえて殺そうとすると、
カミさんが「怖いのでやめろ」と怒る。
オレにとっては、海蛇よりも、
カミさんから怒られるのが、ずーと怖い!
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