昨日のブログで書いた船体の造り直し費用。
大体、100万円と書いた。
いい加減に書き飛ばしたものでもない。
根拠があって書いたものだ。
次の写真を見て欲しい。
長さ8.9m、幅1.5mの、この船.....
艤装品も含めた船体価格、65万円である。
かの潜水艇?は、この倍以上あるが、
もっとも価格の高いアウトリガーは、今のものを使える。
んで、ざっくりと100万円としたのだ。
この船、発注したのは、
ロンボク島に住む中国人(華僑)である。
これから開けるロンボク島への中国人の投資熱はすごい!!
てな、お金持ちの話は、どうでも良い。
どうでも良くないのは、この船を作っている造船屋だ。
次の写真を見て欲しい。
この手前の船は、船体価格35万円。
エンジン2機をフル装備しての総額80万円。
この手前の船を発注したのは、オレの友人(バリ人)だ。
友人曰く、最初20万円の手金を打ち船を造らせた。
が、途中で造船屋に、
「お金がないので全部払って欲しい」と頼まれ、
35万円全額を渡した.....が、
あと少し残して工事をストップしているそうな。
それから、すでに半年が経っている。
そのうちに、
ロンボクの中国人の65万円の船を造り始めた。
友人の船の工事はずーと止まったままだ。
オレの前で口を閉ざすが(バリ人はバリ人の悪口を言わない)
友人は、どうも、次のように思っているようだ。
造船屋....め!
前払いしたお金は生活費に消えてしまった。
新しい船を受注してその手付金で暮らしている、
に違いない.....その繰り返しで、結果として、
造りかけの船体ばかりがごろごろしている。
であれば、ちょっと笑い話だが、
お金だけとられて、なかなか出来上がらない、
ことで造船屋を責めない友人の寛容さに驚く。
ケチなオレには、絶対できない芸当だ。