あけっぴろげてあらいざらいのあるがまま



世界の海(その1)

ここ2日、元船乗りとしての意見を書いたら、
昔を思い出して何か書きたくなってきている。
が、昔の記録は、日本の家に置いてきている。

で、PCに残る過去の記録がないか調べて見ると.....
「海の臭い」と、題するメモが見つかった。

15年ほど前になるが、
私は、年配者だけが会員になれる、
あるメールクラブに所属していた。

そこで、ある会員から「海の臭いってありますか?」
との問いがあり、それに応えて書いたメモである。

これを書いた頃の私だが「水先人」をしていた。
現役の船乗りではないが、世界の船乗りを相手にしての仕事である。
それらの船は、世界の海を渡って寄港する船である。
当然に海の臭いも引き連れて来る。
「海の臭い」を書いて欲しいと頼まれて、
ある程度それに応えれる環境にあったのだろう。

書いたメモを読み直して見る。
真面目に書いていて、なかなかオモシロイ。
が、今は、もうこういう文章は書けない。
ほとんど忘れてしまって夢にも出てこないからだ。

ということで、昔に書いたメモ「海の臭い」を
「世界の海」という題になおして、以下に紹介する。

メモに残ってるのは、次の海、湾、海峡です。

太平洋
東シナ海
南シナ海
マラッカ海峡
ベンガル湾
インド洋
モザンビーク海峡
アラビア海
ペルシャ湾
紅海
アカバ湾
スエズ運河
地中海
アドリア海
エーゲ海
ジブラルタル海峡
喜望峰
大西洋
スエズ運河
マゼラン海峡
パタゴニア水道
カリブ海
ビスケー湾
ドーバー海峡
北海
キール運河
バルト海
パナマ運河
南太平洋
ベーリング海



昔のメモより......

「臭い」と「受ける感覚」とは若干違うのでしょうが、
「受ける感覚」を考えていると、
その「臭い」がしてくるような気がするのです。
説明は難しいのですが、そういう気がするのです。

で、「臭い」と「感覚」とは、
明確に分けれない部分がありますが、
その辺はあいまいに考えて見ます。


1、太平洋: 単なる「海」、「海の臭い」

部分的に例えば、太平洋の北(アリューシャンの南)、
アメリカ西海岸周辺、日本の東、ハワイ近辺、南太平洋の南米西岸、
などに分ければそれぞれ違う臭いがあるように思いますが、

「太平洋」とポンと言われると、
「海」としか思いつきません。
大きすぎて臭いが混ざりすぎて、なんの臭いもしない単なる「海」です。


2、東シナ海:「母国の臭い」

特に黒潮に乗っかってスピードを稼ぐときの
黒潮上でそんな「臭い」がします。
南西諸島を右に見ながら黒潮に乗りますが、
島々が水平線に見えると、
そこから日本人の住む気配が流れてきて「ヨ、みんな頑張ってるな」
という気分になります。 
それが「母国の臭い」と感じる理由だろうと思います。


3、南シナ海:東南アジアの「複雑雑多な臭い」

東南アジアに閉じ込められた圧迫された海洋のような感覚があります。
海洋の中央にいて最も遠くても、
2~3日走ればどこかの国にぶちあたる窮屈さが、
そのような「臭い」として感覚に残るのでしょう。
位置的にベトナム、フイリッピンの国境なのに、
遠くの中国までもが支配したがる地域があって複雑です。


4、マラッカ海峡;「材木の臭い」

「マラッカ海峡」と言えば、そういう題名の小説がありました。 
谷恒生(死亡)という作家の書いた本です。
同級生です。風変わりな男でした。
スイマセン。急に思い出しました。  
話し戻します。
マラッカ海峡は海賊で有名で、
海賊対策をしている間は「臭い」など感じているヒマはありません。

で、あらためて思い起こしてみます。
海峡を通じて全体的に感ずるのは・・・・・・、
島々の木々の豊かさ、
海まで張出したマングローブ、
海面を漂う流木、
枝にからまった海藻などの漂流など、
周囲は材木だらけ…..で、「材木の臭い」がします。
by yosaku60 | 2015-02-24 11:30 | 日本=船員・船長時代 | Comments(2)
Commented by いわな at 2015-02-24 15:31 x
興味深い話です。
南シナ海を窮屈に感じる感覚からするとロンボク海峡なんて
それはそれは狭いんでしょうね。
Commented by yosaku60 at 2015-02-25 11:32
いわなさん、

ロンボク海峡は狭いと感じません。
海峡としては、広くて深くて障害物がないからです。
また、ロンボク海峡はインド洋からジャワ海に入る時に
通過するのが普通です。
ですから、これから「袋のように閉ざされた海」に入る、
というような、前途へのことが思いやられて、
そちらの思いで窮屈な感じはありました。
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