バリではあがめる神は傘をかぶることになっている。
その傘をパジュンという。
インドネシア語のパユン(傘)と似た言葉だ。
この傘の色だが、白色と黄色の二つに決められている。
どちらも幸せの色であるらしい。
そういえば「幸せの黄色いハンカチ」というのがあったっけ。
日本人もバリ人も感覚が同じようだ....
という訳で、今日はこのパジュンの色の話。
写真の町並みは、バリ島の中央に位置する小さな町である、プラガ町。
玄関に飾られたパジュンが、左が黄色、右が白ときちんと分けられている。
普通は黄色にするも白色にするも、掲げる家の自由裁量で決められる。
どちらを掲げても良い。
が、プラガの町では、どの道路に入っても、
このように右左、色が分かれてパジュンが立てられていた。
バンジャールがしっかりとルールを決めているのだろう。
こういう統制がとれた町並みを見ると、ついつい嬉しくなる。