ナシチャンプルとは、
ご飯にいろんなおかずが
乗っかてるもの。
おかずを指でこねながら、
ご飯の一粒一粒によーく、
混ぜ込んで食べる。
いろんな味がミックスされて
実に美味しくなる。
もともと味オンチなオレ。
日本料理の微妙な味加減は
よーく判らない。
が、ナシチャンプルの
強烈な味のハーモニーは判る。
さて、写真だが、
この店のナシチャンプルは特に美味しい。
辛い、甘い、苦い、それになんだろう、いろんな味がミックスされているのだ。
「何故か」と聞くと、「アボン(abon)が入っているからだろう」と言う。
アボン......上の写真で、大きなおにぎり型に積み重なれたものだ。
よく撮れてなかったので、白い破線で囲ってみた。
「そうか、アボンか」
ってんで、
アボンだけを買ってきた(写真右)。
これで500円である。
案外に高い。
アボンだけを食べてみると、
意外や意外、あまーい。
これじゃ子供の食べ物だ。
日本の「でんぷ」に似ている。
鶏肉や豚肉を細かく、
裂いて作るらしいが、
何が入っているか、
味オンチなオレは判らない。
判ったのは......、
アボンだけ食べても美味しくないってことだけだ。
箸で食べようとすると、ぱらぱらこぼれて食べにくい。
箸ではチャンプルもできない。
いろんなおかずと一緒にチャンプルする......
それも、指の先で転がしながらつぶしながら飯にまぶす。
そうすると、アボンの味が生かされ、ナシチャンプル全体の味が変わるのだ。
ということは、オレはこの複雑な味を味わえるが、
未だ手で食べれないカミさんには味わえないってことだ.....可哀相に。