写真は、ムルタサリ・ビーチのワルン群の裏側。
オレは、こういう光景が好きです。
この写真もそうです。
ぐるりと囲んだワルン群の中庭を撮ったものです。
なんとなく哀愁があると思いませんか。
こうした社会の裏側には「建前」は要りません。
「本音」だけの社会です。 だから好きなんです。
オレは、きれいな処よりも少々汚れた処が好きです。
安全な処よりも少々危険な処が好きです。
思い出して、ちょっと昔話......
ベトナム戦争の時のサイゴン(今のホーチミン)。
夜は曳光弾が飛び交い危険で戒厳令が出ていましたが、
戦地に来て、安全な処だけを見ていてはつまらない....とまだ若かったオレ、
バイクの後にまたがって、郊外の村に向かいました。
なんとなく戦争に近寄って見たかったのです。
その村の光景が上の写真のようだったことを思い出しています。
危険な中にもほっとした安らぎのある光景でした。
中庭が集会場になっている処は世界中にあります。
先日、日本人が殺されたエクアドルのガイヤキル.....のある処。
歌で有名なアルジェリアのアルジェにあるカスバ.....のある処。
軍国主義であったアンゴラ(アフリカ)のルアンダ....のある処。
思い出すとみんなそれぞれに危険な処でしたが、
それぞれに本音があって、哀愁がある処でした。
バリの裏社会はそれほど危険ではありません。
が、本音だけの社会であり、哀愁があることは変わりません。
そんな風に思うオレ....カミさんは「変人」と評します。
が、そんなカミさんも少しづつ裏の社会に慣れてきているようです。
オレの感化があるようです.....ざまーみろッ(笑)
次の写真がその証拠です。
ワルンの裏から撮ったものですが光景に溶け込んだカミさんが居ます。
写っている犬は、オレ達にあやかって日本名で呼ばれる「スシ」。
このスシ、今朝のオレのジョギングに連いて来ました。
スシはメスなので、一旦は、やっぱりね~と、思ったのですが、
そのうちにスシ、オレの前を走り出し先導しはじめたのです。
ああ~、やっぱりだ!
オレに感化されるカミさん....の話、修正致します。