バリ島の世界遺産を調べることになったきっかけは、
旅行会社各社の「世界遺産巡り」で挙げられる場所が会社によりばらばらで、
どれが本当の世界遺産であるか、よく分らなかったからです。
旅行会社は、巡りやすいモノを便宜的に選ぶのでしょう。
同じ理由で、旅行会社が便宜的に語っているモノに「6大寺院」があります。
各社によりが挙げている6大寺院は、ばらばらですが、
次の8つのうちの都合の良いものを挙げて6大寺院としているようです。
1、ブサキ寺院
2、ウルワツ寺院
3、タナロット寺院
4、タマン・アユン寺院
5、ゴア・ラワ寺院
6、バトゥカル寺院
7、プラタナン・サシ寺院
8、ブキッ・ジャンブル寺院
観光の都合により
6大寺院を謳うのは、
納得できません。
やはり、
バリ人の宗教心の帰依するところ、
その規模から言って、それにふさわしいところ....
であるべきです。
観光ではなく、文献でも「6大寺院」を挙げております。
が、諸説ある…..と注釈をつけての列挙です。
ですから、参考にはなりません。
世界遺産への登録が成った今、この「6大寺院」も整理されるべきです。
と、オレは思うのです。
ということで、オレの挙げる「6大寺院」とその理由です。
多分、バリ人も納得してくれる列挙であろうと思います。
1、ブサキ寺院: バリヒンドゥーの総本山であり、
誰もが認める第一位の寺院です。
2、ウルワツ寺院: インド洋に面しているバリ島、
その海の霊が祀られている寺院としてバリ人にとっては、
重要な寺院であり、6大寺院に含まれて当然でしょう。
3、タマン・アユン寺院: 今回の世界遺産の登録の構成の
ひとつに挙げられたことで、確定です。
4、バトゥール寺院: タマン・アユン同様に世界遺産の登録の構成の
ひとつに挙げられたことで、確定です。
5、バトゥカル寺院: タバナン地方を潤す、タンブリンガン湖、
ブヤン湖、ブラタン湖を祀る寺院であり、
世界遺産のメインであるタバナンを代表する寺院ということで、
6大寺院のひとつに入れたいと思うのです。
6、ルンブヤン寺院: 神の光を受ける寺院であり、
神の山アグン山をま正面に見る山頂にあります。
人里離れた遠隔地にありながら、バリ人ならば一度は訪れたいと願う寺院です。
タナロット寺院を挙げなかったのは、
観光面での価値があるだけの寺院に思えるからです。
プナタラン・サシ寺院は挙げなかったのは、
寺院前の道路をよく車で走るのですが
中に入る気になれない寺院だからです(わがまま)。
ブキッジャンブル寺院を挙げなかったのは、
シドムンの棚田を見る観光面の価値があるだけの寺院と思うからです。
ゴア・ラワ寺院を挙げなかったのは、
洞窟がブサキ寺院に繋がっているとの伝説のある由緒ある寺院ですが、
なにしろ規模が小さすぎます。
写真は、そのゴア・ラワ寺院でのオレ。