その日に見聞したことは、
その日に書き留めておきたい。
日を置くと書く気がなくなるからだ。
が、残留日本兵の記事も書きたい。
こちらも書くことが、
いっぱいあるからだ。
しようがない。
併行して書くことにする。
で、今日の見聞は魚釣りの話。
写真は今朝のサヌール海岸。
見てください。
5月に入ったら魚が増える....
の話どおりである。
朝早いのに、こんなにも釣り人が海に入っています。
釣り人の服装と装具が面白い。
日本の海ではまず見ることができない。
波が入って来ない珊瑚礁の内海だから、
そして、南の海で海水が暖かいから、
釣り人は、長時間海に入っておれる。
潮が引いたら海に入り、
次に潮が満ちてきて、
海水面が胸の高さまで来たら、
釣りを止めて陸に戻るそうな。
4時間以上は海に入ってることになるという。
長時間、ひとりで海に入るので、
そのための装備をしてゆく。
腰の辺まで海に入るので、
携行品を全て帽子の外と中に収めている。
それも面白い。
右の写真で、帽子の中央に黒いものがある。
これなんだと思いますか。
練った魚の餌なんです。
帽子の上に手を伸ばし蓋をとって、
この餌をつまみ出して、
指先で練って針につけるそうです。
頭巾を被っていますよね。
この方が直射日光があたらず、
涼しいそうです。
南の海ではスコールがあります。
叩きつけるほどの大雨になることもあります。
そういう場合、
雨に打たれながら、帽子の上の餌をつまむと、
餌がシャブシャブになってしまいます。
右の写真の帽子の内側を見てください。
手前の方に白いのが見えますね。
そんなスコールが予想されるとき、
餌の一部をこの中に移すんだそうです。
で、大雨の中、釣りを続行するんだそうです。
この他にも、帽子の中には、
いろいろなものが入っています。
その内容が、それぞれ違うんです。
釣り人の生活態度が見えるようで、これもチョット面白いです。
もうひとつ、
オレが写真を撮ると言ったら、
帽子の横に「お供え物」を置き、これも写してくれと言う。
神に敬虔なバリ人です。