あと、少しで8月も終わる。
今年の8月は、特別な月であった。
三つの大きな行事が重なったからだ。
日付を追って、順に書いてみる。
8月1日..........
8月に入るとすぐに始まるのが、
独立記念日に向けての準備。
そして、いろいろな行事。
サヌール祭りもこの時期にある。
この2週間は、
インドネシア中が騒がしくなる。
8月17日..........
が、独立記念日当日。
朝から催しもの、昼は行進、夜になると、
メラプティの国旗を掲げて、若者がバイクで走り回る。
8月19、20日........
イードルフィトリーと呼ばれる、ラマダン(断食)明けの日だ。
イスラムは太陰暦を使うので、一年に11日づつずれてくる。
で、今年は8月中に、この日がきた。
イスラム教の人にとっては、一年間の罪を許されて、
この日から新しく再出発できる日である。
家族全員が実家に集まって祝う。
出稼ぎ人が実家に帰る民族大移動がある。
8月22、23日........
実家から出稼ぎ先に戻る日が、この2日に集中する。
したがって、再びの民族大移動。
8月29日........
バリ人にとってのガルンガンの日。
いわゆる「お盆」。
バリ人はウク暦を使用するため、210日に一回のお盆がある。
で、今年は8月なったのだ。
この日のための準備は前日の28日から始まる。
都会で働くほとんどの者が実家に帰る。
バリ人の大移動があり、この間従業員不在で店も閉じる。
このお盆は、10日間続く。
9月8日.........
クニンガンと呼ばれる、お盆が終わりの日である。
バリ人は、海岸に出て先祖を供養する。
こうした訳で、
太陽暦、太陰暦、ウク暦と違う暦を使う三つの大行事が、
たまたま、今年は、この8月に集中したんです。
で、バリ人は、こうした大行事のついでに、お祝い品を贈ることが多い。
遅れていた結婚祝いや出産祝いをこの日に贈るのだ。
まあ、言ってみれば、「お中元」のようなものだろうか。
写真は、スーパー「テアラデワタ」に、並べられた、お中元の数々。
品物が底上げしてあって、豪華そうに見える。
ベビーチェアーに積まれた生活必需品のセットが多い。
価格は、2000円~1万円と、いろいろだ。
8月に入って陳列され、少しづ売れて昨日はこれだけ残っていた。
バリ人も大変なんです。