バリ人は、海岸でよく遊ぶ。
というより、うまく遊ぶ。
左の写真は、
「ジェンカ」のような遊び。
ジェンカ....?
坂本九が歌ったアレ。
前の人の肩に手を乗せ、
指揮者の合図を待つ。
で、「右」と指示があると、
全員が「右」に一歩飛び跳ねる。
てな単純な遊びだが、
なかなか揃わず、
手が離れ列が乱れる。
ワーワー笑いながらの競演を観ていると、こちらも楽しくなる。
下の写真は、トランスファーゲームという遊びの中のひとつ。
ドラム缶の上に立つ人が、そのまま後ろに倒れる。
それを互いに腕を組んだ仲間がその腕でそれを受けとめる、という遊び。
後ろに倒れるのが怖いらしく、なかなか倒れられず、泣き出す少女も居る。
それをみんなで慰める。
右はまさに倒れんとする瞬間のもの。
で、この遊びの目的はチームの一員を
奪い合うことなんだそうです。
日本の「はないちもんめ」かも、
であれば、オレも子供の頃、
遊んだことがある。
手をつなぎ、歌いながら前に進んだり、
後ろに下がったり...
と、そんな楽しい懐古が、家に帰って、
「はないちもんめ」の意味を調べると、
一瞬に消えてしまう。
なんと「買ってうれしや花一匁」の、
「花」とは、「女の子」を意味するらしい。
で、女の子を安く買えて嬉しい、との意味になる。
即ち、花一匁は、人身売買の悲しい歌であるとのこと。
知らなんだ!
日本も今のバリよりも、もっともっと厳しい時代を経てきているってことだ。