このほど、この三浦襄についての本が発刊された。
長洋弘の著による、右の本である。
副題として、「バリ島を訪れる日本人のための物語」とある。
読んで見たが、まさにそのとおりの本である。
この本の「あとがき」には、次のことが書かれている。
インドネシアの元副大統領、アダム、マリク曰く、
オランダの植民地支配は尊大で冷酷、であった。
が、日本軍のインドネシア支配は、戦慄すべき策略であった。
と、日本の本心をあばいている。
さらに、「あとがき」には、インドネシアの高校の教科書には、
日本はインドネシアを支配したことのある国でもっとも残酷だった。
と記されていることも述べている。
そうなのだ。
第二次世界大戦中、
インドネシアを含めアジア人にとった日本の行動は、
どんな風に非難されても言い訳のできるものではなかったものと想像するのだ。
そう想像する理由を 三浦襄(その3)に書きたい。