左の写真。
前はカミさん、後ろがクトゥ。
で、クトゥの実家に行った時のもの。
判りますか、この橋。
道路が崩れ、住民がかけたもの。
住民と言ったって、
たった8軒だけの人々。
その8軒が1000m続くこの道に、
100mおきにあるんです。
お隣さんまで100mってことです。
さらに、さらにですよ。
この道ってのが、
2~30度ほどの坂が延々と続く下る道なんです。
でも、バイクが走るので階段はありません。
だから、前向きに歩くと前につんのめりそうになるんです。
そんな道をそろりそろりと歩いて、500m。
ってことは、1000mの行程のほぼ真ん中、
に、クトゥの実家がありました。
そこで出会ったのが下の写真の人々。
オレ達が来るのを待ってくれてた。
手前がクトゥの兄のワヤン。
そのワヤンと話すこと3時間、その間、
幾度も彼の清清しい心に出会う。
用意された昼ごはんは、
家の周囲の山や谷からの恵みばかり
が、幾皿も並べられていた。
どれも美味しい。
ワヤンもそうであるが、
クトゥも他人のことばかり思い、
自分を我慢できる娘さんである。
自然に溶け込んで育った人々って、
みんなそうなのかも知れない。
休みの度に実家に帰りたがるクトゥ、
山にはストレスがないと言う、
その意味、なんとなく理解できる。
「人間海」の中で過ごして来たオレ、
って、つまらなく育ったようだ。