バリに「ブラックマジック」がある。
ってこと、少々バリをかじった人なら、
誰もが知っている。
で、そのブラックマジックの本場は、
今オレが住むサヌールである。
ってことも知っている。
ブラックマジック、
一言で言えば「作為的呪い」。
バリ人ならば、誰もが存在を信じる。
特にサヌールに住むバリ人は経験を交えてその存在を信じている。
が、オレは、この種のことを信じない。
強いて言えば、嫌いである。
あほらしいとも思っている。
インドネシアに長く住む友人N氏は、この種の話に詳しい。
そのN氏、オレがロンボック行きを話すと、
「ロンボックマジックに気をつけなさい」と忠告してくれた。
さらに「バリのブラックマジック以上だよ」と付け加える。
ロンボックマジック、、、まさかねェ~。
いずれにしろ、そうした前知識があって、ロンボック島に出かけた。
写真は、ロンボックに入った当日のもの、
ホテルに向かう道で出会ったロンボックの人々を車の窓から撮ったもの。
ロンボックでは、吾が娘のように我々を慕ってくれる人がいる。
カニヤと言う。
そのカニヤとも逢うことができた。
で、ロンボックでの二日目、ある事件が発生した。
その事件。
それに出会って、カニヤは「ロンボックマジック、私は嫌い」と、はき捨てるように言う。
しかも、泣きながら、、、。
んん、ロンボックマジック?
ロンボックマジックって、こうした場面を指すのか?
この話、そのいきさつを書くことに、長く躊躇していた。
その理由。
ロンボックから帰ったオレ達夫婦、チョッと体調を崩した。
新しい年に入ってオレは、ほぼ回復した。
が、カミさんは、まだ完全ではない。
もしかしたら、これも「ロンボックマジック」
なんてことをオレが信じない。
イヤ、信じたくない。
ともあれ、カミさんの体調、あと少しのところまで戻ってきている。
正月三ヶ日も過ぎ、今日は1月4日。
このおどろおどろした話も、すでに去年のことである。
そろそろいいかも知れない。
書いてみよう!