あけっぴろげてあらいざらいのあるがまま



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カランアニャールの戦い(現地調査)

先週の土曜日、カランアニャール村に行ってみた。
行くに際し、道にこだわった。
バリ軍が行進したと思われる同じ道を走ることにしたのだ。
即ち、Beraban, Belalang, Langgudu Kangin, Sudimara
を通りながらカランアニャール村に入ったのだ。
カランアニャールの村の中央に、小学校があった。
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小学校の前に、こういう人達がいた。
全員がカランアニャールの戦いを知っていた。
曰く、オランダ兵が13名戦死したこと。
バリ兵には戦死者がなく、一名だけがけがをしたこと。
裏の池に飛び込んだオランダ兵が多くいたこと。
そして、
その頃のカランアニャールは、
15軒(戸主25名)の家があったが、
戦争の後、オランダ軍によって全て焼かれた。
とのこと、中央のおじいさんは、その日のことを覚えていると語る。
村が焼かれることに抵抗しなったのですか、と聞いてみた。
抵抗した者全員が殺された!.....
おじいさんだけでなく、若い人もいっせいに答えた。
きっと、その悲劇が村に言い伝えられているのだろう。
d0083068_12451128.jpg

小学校に入ってみた、モニュメントがあった。
右は、エヴィ、彼女がいなければ、こんなに簡単に事情が掴めない。
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モニュメントの日付は、1946年4月19日になっている。
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当時の校舎はすでに建て直されているだろうが、
扉をでたところを撃たれたオランダ兵の話が重なる。
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校舎の裏....今は田圃になっているが、昔はここに池があった。
オランダ兵が飛び込んで逃げた池である。
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by yosaku60 | 2015-07-31 12:42 | バリ島での独立戦争 | Comments(0)

カランアニャールの戦い(戦いの模様)

デンパサールのオランダ軍兵舎を襲撃したバリ軍。
その後、タバナンのバツタンピー(Batu Tampih)に再集結し始めた。
相当数そろったところで、次のターゲットの検討に入った。
一旦、クランビタン(Kerambitan)のオランダ軍を攻めることが決まった。
バツタンピーからクランビタンまでは、直線距離で5キロ。
それほど遠くないことが理由であった。
その決定をしてから、2時間ほど経過した時、斥候から報告があった。

敵のパトロール隊、2ケ分隊(約20名)が、
我々の拠点のバツタンピーに近づきつつある。
現在、パトロール隊は、
バツタンピーから3キロ北のカランアニャールの
小学校に滞在している。

この報を受け、急遽、このパトロール隊を襲い、
彼らの武器を奪うことに作戦を変更した。

決行は、その日の夜であった。
攻撃命令を受けた部隊は、
東から攻める、sarja小隊、tiaga小隊、
北から攻める、oka隊、jedog隊、suraja隊、その他であった。
(総勢150名ほどであったと思われる)
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sarja小隊、tiaga小隊は、匍匐前進し、学校の20mの距離まで接近した。

午前2時、
バリ軍の軽機関銃、自動小銃、そして小銃が一斉に火をふいた。
眠っていた、オランダ軍も飛び起きて、応戦してきた。
彼らの多くは、学校の扉から出て来た。
が、バリ兵は、そこに照準を合わせて待ち伏せていた。
で、多くのオランダ兵が被弾し倒れた。
生き残った者は、校舎の周りの池に飛び込んだ。
が、バリ軍の攻撃部隊は、夜襲の訓練を受けており、
暗闇の中でも敵を逃すことなく撃ち取った。

約一時間の戦闘の後、敵からはもう撃って来なくなった。
で、攻撃部隊の後方においていた竹槍部隊を前進させ、
オランダ軍の武器を奪うことにした。

で、命令を受けた竹槍部隊の一名が、
校舎の中に入り、死体をあらため始めた時であった。
まだ、2名のオランダ兵が生き残っているのを見つけた。
その生き残りが突然に銃を撃ってきた。

全員が死んだものと思っていたバリ兵は、
あわてふためき逃げ出したが、幸いに弾は当たらなかった。

これを見ていた後方のバリ兵もびっくりし、
生き残りのオランダ兵を撃とうと校舎に近寄った時であった。
遠くから、銃の音がし出した。
オランダの援軍が来たのだ。

背後から狙われることになるバリ兵は、退却せざるを得なかった。
オランダのパトロール隊から武器を奪うことはできなっかた。

この戦いで戦死したオランダ兵は13名、
バリ兵は、一人のケガ人が出ただけであった。

この戦闘の後....

この勝利の報は、村々に知れ渡り、
バツタンピーを出て、ムンドックマランに向けるバリ兵は、
どこの村でも大歓迎を受けることになる。

一方、オランダ軍は、怒り狂い、
カランアニャール及びその隣村の全てに火を放ち焼いてしまった。
by yosaku60 | 2015-07-31 11:45 | バリ島での独立戦争 | Comments(0)

カランアニャールの戦い(その時期)

カランアニャールの戦い....

以前のブログには「バタンピーの戦い」として、そのあらましを書いた。
が、バタンピーはバリ軍が集結したところで、戦闘があった地ではない。
戦闘があったのは、バタンピーから3キロ北のカランアニャールの地であった。
で、ここからは「カランアニャールの戦い」と訂正して述べる。

で、そのカランアニャールの戦いだが、
カランアニャールで戦ったバリ軍は、
その後、ムンドックマランのングラライの旗揚げ式に参加した….
ことになっている。

が、両地にあるモニュメントに刻された期日は、

ムンドックマランの期日;1946年4月14日
カランアニャールの期日;1946年4月19日

と、なっている。
カランアニャールが
ムンドックマランの後になっているのだ。

これをどう解釈するか、
期日があやふやなのは、過去を調べているとよくぶつかることであるが、
この場合、看過するわけにはいかない(笑)。
なんとか、この疑問を解いておきたい。

ということで、期日検証のため、
この時期のバリ軍の行動を時系列に並べてみる。
疑問を解ければ幸いである。

(1945年).......

12月13日
ングラライが主導し、デンパサールの日本軍に反乱する….
数千人のバリ人が参加する….
が、武器のほとんどが剣と竹槍….
バリ軍の中に日本軍のスパイがいて決起は事前にばれる….
日本軍は、用意周到に待ち受け、反乱は失敗に終わる….
この時の日本軍は、敗戦処理を連合軍から任されているだけ….
で、日本軍は、逃げるバリ軍を追いかけず逃がしてくれる….

12月19日
反乱に失敗したングラライは、ジャワ島に身を隠す….


(1946年)........

2月20日
松井久年、荒木武友、日本軍から脱走し、プナルンガンのバリ軍に入る….

3月2日
オランダ軍がサヌールに上陸….
この日以降、バリ軍の戦う敵は日本軍からオランダ軍になる…

3月3日
松井と荒木は、14人のバリ軍人と共に、オランダ軍のトラックを襲う….

4月4日
ングラライ、再度バリ島に戻りムンドックマランに居つく……

4月6日
ブレレンのリンデキ(Ringdikit)にて….
ブンアリ(日本人の梶原)が指導し、オランダ軍のトラックを襲う….

4月8日
ブレレンのパンクンバンカ(Pangkung Bangka)にて….
隠れていた場所をスパイに通報され、オランダ軍に襲われる…
反撃し、バリ軍9名、オランダ軍30名、戦死….

4月9日
同じくブレレンのブベティン(Bebetin)にて….
隠れていた場所をスパイに通報され、オランダ軍に襲われる…
包囲されたが、脱出に成功、戦死者なし。

4月11日
デンパサールのオランダ軍兵舎襲撃…..
総指揮は、Sugianyar中尉.....
バリ軍の総員約2000名..….
攻撃開始23;30、明け方まで戦闘….
日本人の参加者;堀内秀雄、高木米治、松井久年、荒木武友….、
作戦計画はピンダ少尉によりたてられる….
その作戦計画は、堀内、松井にも支持されたことをピンダ本人が語る….
堀内がピストルと竹槍で突進する….
松井の持つ12.7重機は、9回射撃し敵に損害を与える…
オランダ軍31名、バリ軍6名戦死….
襲撃後、バリ軍は、ばらばらに逃走….
指揮したスギアニャール隊は、バツタンピー(Batutampih)村に逃げる….
そのバツタンピーに向けバリ軍は再集結を計る….
但し、オランダ軍に阻まれ集結は困難を極める….
ピンダは、ピンダ隊を率いて7日間かかったと証言….

4月19日
バツタンピーに集結したバリ軍の一部が….
カランアニャール小学校に居座ったオランダ軍を襲う。
オランダ軍13名戦死、バリ軍はケガ人一名のみ….
この4月19日について、デンパサール襲撃から一週間後という….
ピンダの証言があることから、期日には間違いがない……

5月11日
ムンドックマランのバリ軍本部がオランダ軍の飛行機で攻撃される….
バリ軍本部をバトゥカル山真下のベンケルアニャルに移す….

さて、
ということで、期日検証の結論であるが。

ングラライは、ムンドックマランに、
4月4日から5月11日の35日間居た訳で、
ムンドックマランの旗揚げ式を4月14日としているのは、
それはそれで、間違いがないと思う。

また、バリ軍がカランアニャールのオランダ軍を攻撃した期日も
これはこれで間違いがないことがはっきりしている。

ということは、
カランアニャールで戦ったバリ兵も、
ムンドックマランの旗揚げ式に参加したことになっているが、
実際には、間に合わなかったということであろう。

デンパサールのオランダ兵舎を攻撃したバリ軍の全てが
バツタンピーに向けて逃走したのではない。
そのままバツタンピーに行かず、ムンドックマランに向けた兵も居た。
たとえば、松井久年もそうした一人であった。
彼らは、旗揚げ式に間に合ったのであろう。
で、デンパサールのオランダ兵舎を襲撃した後、旗揚げ式に参加した.....
とした史実は、それはそれで、間違いとはいえない。

ということで、
明日は、カランアニャールの戦いを書く。
by yosaku60 | 2015-07-30 19:19 | バリ島での独立戦争 | Comments(0)

気に入っている写真

バリ島でのインドネシアの独立戦争を書こうとしている。
が、資料に食い違いが多く、前に進まない。

今日のブログには間に合わない。

で、最近撮った写真から、
気に入っている2枚をアップしてブログ掲載に変える。

まずは、これ、
d0083068_13472135.jpg

続いて、これ、
d0083068_13475923.jpg

by yosaku60 | 2015-07-30 13:49 | バリ島=その日のできごと | Comments(2)

泥棒がいないサヌール?

ビーチのプロムナード沿いにある、お土産を売るお店。
朝のジョギング時は、まだ開いていません。
で、ビニールシートが被されています。
でも、このビニールシート、
隙間が空いていて、商品が丸見えないんです。
d0083068_1112496.jpg

隙間が広いところを撮ってみると、こんなんです。
d0083068_115557.jpg

商品が丸見えでしょう!
ここを走って何年にもなるのですが、ずーと丸見えです。
盗まれることがないのでしょうね~
で、こんなにいい加減に被せているのでしょうね~。
どうして盗まれないのか、わかりません。
by yosaku60 | 2015-07-29 11:14 | バリ島=ちょっとびっくり | Comments(0)

サヌール海岸の潮高差

サヌール海岸の潮の満ち引き.....
専門的に言えば「潮汐表」というのがあって、
それを見れば、毎日の潮高差(満潮と干潮の高さの差)がわかる。
が、そんなものは手元にない.....ので、
ジョギング時、海岸の形を見て、
潮高差を肌で感じながら、走って(いや、歩いて)いる。
次は、そんな光景、もちろん同じ場所である。
潮が引いたとき.....
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中間....
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潮が満ちたとき....(大潮時この防潮堤を超えるときもある)
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by yosaku60 | 2015-07-28 10:40 | バリ島=社会・生活 | Comments(0)

サヌールの海辺にある木(その6)

続いて、幹全体が傾いている木。
何故に、こんなにまで傾いたのだろうか。
d0083068_730470.jpg

砂地であることに関係するのじゃないだろうか。
波が打ち上げることで、砂がとられ木が倒れる....
そのあと人間の手で砂が埋め戻される。
って、ことじゃないだろうか。
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何故なら、これを見てください。
電柱を抱え込んで、一緒に傾いている。
電柱が立てられた頃は、まっすぐ上に伸びる木だったのだろう。
その後、倒れて、現在に至っている....ということなのだろう。
いずれにしても、これだけの巨木がこれだけ倒れたのに、
枯れることなく、生きながらえて、人々の鑑賞に堪えている。
バリの木々の生命力の強さを感ずる。
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by yosaku60 | 2015-07-27 07:43 | バリ島=ちょっとびっくり | Comments(0)

サヌールの海辺にある木(その5)

続いて、枝っぷりが見事な木の紹介。
これもクタパンかな?
枝が太く相当にごつごつしている。
根の形も独特であることからすると、
成長過程で相当にいじめられたのだろう。
d0083068_9134457.jpg

何という木か知らないが、枝が曲りくねる....
これも、いじめられてなったものかも?
盆栽を見ているようだ。
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by yosaku60 | 2015-07-26 09:17 | バリ島=ちょっとびっくり | Comments(0)

今日はクニンガンです

今日は、クニンガン(お盆の終り)です。

ガルンガン(お盆の始め)のお祈りは、賑やかです。
賑やかな中に、張りつめた緊張感が感じられます。

が、クニンガンのお祈りは、静かです。
静かな中に、終わったという安ど感が感じられます。

笑みがこぼれる人が多いように見受けます。
今しがた撮って来た、お祈り光景です。
人々の安ど感が撮れているでしょうか。

落ち着き....
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派手....
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話に割り込む....
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カデちゃん。
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今朝の3時に生まれた赤ちゃん牛(雄)。
雄の方が雌よりも高く売れる....
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カデのママ。
右奥は、カミさん(ヘルメット)。
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次々と寺に.....
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作法どおり....
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若さ...
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颯爽....
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知人(中央).....
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高いほど神々しい.....
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お顔拝見....
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幸せ家族...
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花瓶に浮かべた花びらも口紅も真っ赤....
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by yosaku60 | 2015-07-25 11:26 | バリ島=慣習・伝統 | Comments(0)

サヌールの海辺にある木(その4)

昨日は、横に伸びる枝と縦に伸びる枝.....
という変わった枝を紹介した。

今日は、変わった根の木を紹介する。
垂れ下がっているのは木の根っこ(多分)。
マングローブの林の中に同じような木が群生する。
同じ木なのか、であれば、何故にこんなところにあるのだろう.....
d0083068_7351228.jpg

これも、クタパンの木。
多分、丸い土管に土を入れ、その中で大きくなった木なのだろう。
根っこが土管の形をしている。
中国(昔)の纏足の植物版である。
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by yosaku60 | 2015-07-25 07:47 | バリ島=ちょっとびっくり | Comments(0)


常時ほろ酔い候
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