あけっぴろげてあらいざらいのあるがまま



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世界の海(番外編)

当時MLクラブで「海の臭い」を書いてるとき、
海に関するいろいろな質問があり、
それにも応えて書いております。

次のような質問と返答でした。

(質問)

一つお尋ねします。
船の上から見る飛び魚が、10cmぐらいにしか
見えなかったのですがあれは船が大きかったからでしょうか。
イースター島で釣り上げた飛び魚は30センチはありました。

(返答)

飛魚は20~30cmくらいだと思います。
飛魚は何かに追っかけられると、逃げるために飛びます。
したがって、
船が航走すると、それにびっくりして、
船側付近から放射線状に飛び出します。

飛魚は高く飛べません。
水面からせいぜい2~3mほどです。

    でも、時にはもう少し高く飛んでいるのもまれにあります。
    というのは、早朝の甲板上に飛魚が打ち上げられているのを
    よく見るからです。
    見つけた人の朝食のごちそうになります。
    油がのって美味しいです。
    こんな飛魚は水面上5m以上は飛んでることになります。

飛魚は100~150mほどはゆうに飛びます。

でも、それは海が荒れてなく、波のない凪いだ海面の場合です。
波が高いと飛んだらすぐに波頭にぶつかって落ちてしまいます。

波がなく、鏡のような海面に飛魚が飛び出す飛行線......

     飛魚はほとんど曲がれません。
    まっすぐ直線に飛ぶだけです。

を見ていると、心がやすらぎます。



(質問)

波が大きいと怖いと思いませんでしたか。

(返答)

見上げないと波頭が見えない、
ついたてのように行く手をさえぎる大波もあります。
が、怖いとは思いませんでした。



(質問)

ベットから落ち、食器が滑り落ちる波は経験しませんでしたか。
こんな怖い目には遭われましたか。お尋ねします。

(返答)

置いてあるものが全部吹っ飛んでしまうこと、
数え切れないくらいありました。
でも、荒天準備といって、
時化る前に動きやすいものは固縛しておきます。 
その準備が間に合わず突然の揺れにやられることがあるのです。

客船は、揺れない航路を選びますので、
経験することは少ないと思います。
また、客船は揺れを少なくするための、
装備(3つほどあります)をしております。
by yosaku60 | 2015-02-28 18:19 | 日本=船員・船長時代 | Comments(0)

世界の海(その5)

12、アカパ湾:「・・・・」

      
      ....としたのは、与作が行ったことがないからです。
      紅海の途中から右に入る細く長い海域です。
      そのアカパ湾の奥にアカパという港町があります。
      
      アカパに入港した経験のある船乗りから聞いた話ですが、
      アカパの町には、ヨルダン、イスラエル、エジプトの
      三つの国が入っており、
       町の中に国境線が二つあるとのことです。  
      
      なるほど、地図で見るとそうなっています。
      ちょっとあやしい奇妙な町、アカパ・・・、
      行ってみたい港の一つでしたが、
      機会がありませんでした。


13、スエズ運河:「マールボロ」

      マールボロは煙草の銘柄です。 
      どの船の船長もスエズ運河を通るときは、
      ある程度の煙草を準備します。 
     
      運河航行中に船に乗ってくるいろいろな人に土産として、
      あげる接待用としてです。

      いろいろな人とは、
      パイロット、官憲、ボートマンなどですが、
      合計10人ほどです。
      
      こちらが機嫌が良いときには、
      1カートン(10箱)の封を切らずにそっくり
      渡すこともありますが、
      うるさいことを言うと、一箱しかやりません。
      そうすると、「ケチ」と言われて喧嘩になります。
      しばらく争ったあと、3箱ぐらい上げることになります。
      
      要求どおりに煙草のお土産を持たすと、
      免税品で安いとは言っても金額がかさみます。
      貰ったタバコは、
      彼等はそれを市場で売りさばくので,
      結構な収入になるのです。

      ここで可笑しい事に、
      煙草は「マールボロ」でなくては、ならないことです。
      他の銘柄は受け取らなくはないのですが、
      機嫌を悪くします。

      煙草といえば、カナダやスカンジナビアは、
      とっても値段が高い(確か一箱500円ぐらい)筈です。
      与作は煙草を吸わないので値段を知らない。
      
      それに比べ、船では無税なので、
      日本の煙草も外国の煙草もほとんどが一箱70円程度で、
      仕入れる事ができるので、タバコをお土産に渡しても、
      実際にはそれほどの負担にはなりません。
      
      単に彼等の要求どおりにお土産を渡すのが腹立たしいので、
      争そうだけです。

      スエズ運河は一方通行です。
      北航船がある時は、南航船は待機します。
      南航船がある時は、北航船は待機します。
      それぞれが集団で航行します。
      その集団をコンボイと言います。
      北航にしても南航にしても途中で必ず待機があるので、
      通行には、朝から夜までの丸1日かかります。
  
      世界の三大運河といえば、
      スエズ運河、パナマ運河、キール運河です。 
      これらの運河は 「港の臭い」で、
      詳しく語ることを考えているので、
      ここではこれだけにの記述にしておきます。
  
      世界のどんな船長に聞いても、
      「スエズ運河=マールボロ」と言えば、
      ニヤリと笑うでしょう。 
      それほどの強いイメージです。


14、地中海:「砂嵐」

      地中海を頭においても、実は何もイメージが湧きません。
      北は南ヨーロッパ、南は北アフリカなので、
      それから受けるイメージが強すぎて、
      地中海としてのまとまりのあるイメージが湧いてきません。

      で、船乗りにとって時々話題になる、
     「地中海の砂嵐」を取り上げてみました。
      船乗りであれば少しは納得してくれそうなイメージです。

      砂嵐にはそれほど出会うわけではありません。
      与作は船乗り時代を通して、
      15回程度は地中海を航行しておりますが、
      運が良いのか、遭遇したのは1度だけです。

      砂嵐はリビア沖が多いと聞きますが、
      与作が出会ったのはアルジェリア沖でした。

      砂嵐といっても砂が風に舞うというイメージではありません。
      空気が茶色になって、前が見えなくなるのです。
      それほどに細かく吹けば飛ぶような砂なのです。
      
      ですから、舞いあがった砂漠の砂は、
      上空高く舞いあがり、漂い、
      時にはヨーロッパにまでゆくのだそうです。

      ただ、ヨーロッパの空まで曇らす砂嵐は、
      数が少ないのではないでしょうか。
      多くは地中海をくらーく覆うことになるので、
      その発生頻度から「地中海の砂嵐」が、
      船乗り間で有名なのだと思います。

      前が見えなくなりますが、
      レーダーの電波を遮蔽するほどではないので、
      注意しながら安全航行を確保できます。

      が、レーダーのない昔の船は、
      砂嵐に苦労したことが想像できます。
by yosaku60 | 2015-02-28 09:14 | 日本=船員・船長時代 | Comments(0)

今朝の浜辺のバリ人

ありふれた光景だけど、
今朝のビーチでのバリ人たち....

波打ち際に新しい船が見える。
進水式の意味のウパチャラ.....
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これもお祈り。
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海から唄声が聞こえた。
年配の夫婦が海の中で肩を組んで歌っている。
バリ人としては、珍しい光景。
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バリ人は、幼子に帽子をかぶせる。
暑くても....である。
海に入っても....である。
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by yosaku60 | 2015-02-27 10:11 | バリ島=その日のできごと | Comments(0)

世界の海(その4)

9、ペルシャ湾:「東経60度」

      日本人の船乗りならば、東経60度というと、
      すぐに「ペルシャ湾」という言葉が帰って来るほど、
      馴染みの深いイメージです。

      ペルシャ湾の夏の暑さは、
      東経60度以西に入ると急に過激になります。
      その境がジャスト東経60度なのです。
      本当にジャスト60度なのです。
      東経60度は有名です。
      
      誰もがいいます、  
      「60度から苦しみが始まる」と、
      そしてここよりペルシャ湾夏季手当がつき、
      給料がポンとあがります。
  
      ただ、東経60度はペルシャ湾の入り口ではありません。 
      オマーン国の東端であり、
      オマーン湾も、ペルシャ湾夏季手当の対象内といことになります。

      ペルシャ湾内の夏の暑さは、
      甲板上に生卵を置けば卵焼きができる、
      とよく船乗り間で言われるほどです。
      船内は45度~50度になります。
      冷房のない昔の船では、夜になると枕をもって、
      船内の涼しいところ、寝場所を探すために、
      アチコチをウロウロし、やっと狭い寝場所を見つけると、
      先客がいたりして、
      ・・・つまらないことが思い起こされます。
  
       ・・・ちょっと一言オマケ・・・

      ペルシャ湾内に入ると海の色が白濁色に変化します。  
      どうしてなんでしょう。   
      砂かな?   
      与作だけの感覚かな?

      ペルシャ湾に雨が降らない・・・とんでもない。 
      まれなことになりますが、降り出したらすごい。 
      どしゃぶりです。
         
      「港の臭い」・・・の項に入ったら書こうと考えていますが、
      地球をゆさぶるような雷もあります。

      ペルシャ湾の冬・・・・、夜は結構寒いんです。

      いずれにしましても、
      ペルシャ湾には良い思い出が何もありません。
      南は浅瀬が多く、目標が少なく、
      水路もくねくねして、イヤーなところ。

      早々に入り口であり、出口である、
      ホルムズ海峡を書いて退散します!!!!


10、ホルムズ海峡:「どうしてオマーン」

      ペルシャ湾の入り口の狭い海峡をホルムズ海峡と言います。 
      中東の石油を日本に運ぶ船は全てここを通ります。 
      安全が阻害されたらすぐに経済的にパニックになる重要な海峡です。
      
      北はイラン、南はアラブ首長国連邦のはずなのに、
      この海峡の南の土地はオマーンなのです。
      アラブ首長国連邦の中にある、オマーンの「飛び地」なのです。
      「どうして ここが オマーンなんだよ」
      というイメージがあります。
      
      ホルムズ海峡の中ほどに、
      リトルクイーン(リトルコインだったかな・・・?)
      という島があります。  
      船乗りにとっては、この島の通過を通して、
      ペルシャ湾への出入りと認識されます。


11、紅海;「電波障害」

      高さ5mほどの島があるとします。 
      その島に向けレーダーの電波が発射されたとします。
      島が近い場合には、
      レーダーの電波は島にぶつかり、撥ねかえってきます。
      
      でも地球は丸いので、その島が遠くなると、
      直進した電波は島の上を抜けてしまうので、
      撥ねかえって来ないので、
      レーダー上では測定できなくなります。 
 
      ある程度の大きさと高さがないと、
      遠い物標はレーダーでとらえることができいのです。
     
      ところが、
      紅海では、信じられない遠い物標が、
      レーダーに映って来るのです。

      紅海では電波は直進せず、屈折するのです。
      電波は温度差のある空気魂を抜けるとき、
      少し屈折することは知られています。 
 
      でも、紅海では”少しの屈折”程度ではなく、
      ”異常な屈折”になるのです。
      なぜそうなるのか、誰も調べた人がいないのでしょう。
      原因はわかりません。
      船乗り間では誰もが語るミステリーなのです。
  
      ですから、逆もあります。
      レーダーに映るべきものが映らない事もあるのです。
      それが怖いのです。

      紅海の中ほどにジェダ(サウジアラビア)、
      という港町があります。

      南から近づくのも北から近づくのも難しく難儀しますが、
      その原因は海図の不備と電波障害により、
      レーダーの信頼度低下があるからです。

      最近では、どの船もGPSを持っているので
      簡単に航行できるのでしょうが・・・、
by yosaku60 | 2015-02-27 07:50 | 日本=船員・船長時代 | Comments(0)

世界の海(その3)

東シナ海、南シナ海、マラッカ海峡 
と進んできたので、このまま西に進みます。
思い出しながら書くので、
国名や地名は訪れた頃の昔の名前です。


5、ベンガル湾:「腰巻」

   ビルマ、東パキスタン、インド東岸の 沿岸の
   浜辺を思い出しております。
   貧しさ度はみんな一緒。
   上は裸、下に長めの腰巻一枚の男ども。
   その腰巻も黄色く薄汚れた白の無地か
   淡い色の大きめのチェック柄。

   そんな光景がすぐに頭をよぎります。    
   40年前のベンガル湾沿岸一帯のイメージです。
   古すぎますよね。
   最近のベンガル湾沿岸はもっと違うんだろうな。

6、インド洋:「インド人」

   当たり前だって、・・・・いいえ、違いますヨ。
   インド洋はほとんどがインド人なのです。 
   そこを離れるとインド人はいません。
       
   なのに、インド洋の中央にあるモルデイブ諸島、
   セイロン(今のスリランカ)、
   マダガスカル、
   モーリシャス・・・・・・・、

   みんなインド系です。
   ですから、インド洋といえばインド人が思いつくのです。

   インド洋の台風は「サイクロン」・・・!!   


7、モザンビーク海峡:「古代」

   マダガスカルとアフリカの間の海峡です。
   インドがアフリカより離れてインド洋を北上し、
   ぶつかってヒマラヤができたことはどなたもご存知と思います。
     
   でも、マダガスカルがアフリカより離れたことは、
   どの本にも書いていません。
   モザンビーク海峡を通るとき、
   そのことがよーく判るのです。

   マダガスカルを切り抜いて大陸のモザンビークに貼ると、
   海岸線がピッタリ合うのです。

   そのピッタリの合い方がまた面白いのです。 
   マダガスカル島の現在の形ではなく、
   200m等深線に沿って切り抜いて貼りつけた方が、
   もっとぴったり合うのです。
   今、手元に海図がないので、確かめることができないのが残念。 

   このように古代の大陸移動を考えたり、
   モザンビーク海峡のコモロ諸島に今も生きる、
   シーラカンスのことを考えたたり、
   アフリカから分かれたはずなのに、
   マダガスカル特有の動物や植物が居ることの不思議を思うとき、
   この海峡を「古代」でくくれる気がするのです。
    
   モザンビーク海峡・・・南流の潮が速い!!


8、アラビア海:「航海」

   アラビア海沿岸は、ベンガル湾沿岸と同じく
   「腰巻」のイメージがあります
   が、アラビア海全体でイメージを探ると、
   単なる「航海」なのです。 

   航海と航行は次のように与作の中でイメージが違います。

         航海・・・・・時間がゆったり流れます。
         航行・・・・・安全確保へ緊張します。

   アラビア海は次のように行きも帰りも「航海」なのです。

   (往航)

   セイロンの南を航行し、
   インドの南端をかすめて少し走ると小さな島や浅瀬にぶつかります。  
   モルデイブ諸島の北の果ての島々です。 

   その島々のうちのキルタン島という小さな島を抜けると、
   インド洋が終り、アラビア海に入りますが、
   それまでの沿岸航行や島と島や浅瀬を間を航行した緊張感から解放され、
   安堵の「航海」に移ります。

   ちょっと脱線・・・モルジブは今こそ、
   新婚旅行のメッカとして有名になりましたが、
   30年前はココナッツのみが生きる糧の情報の少ない、
   得体の知れない国でした。
   水路誌(海の参考本)を調べると、
   難破した船を拿捕してしまうという、怖いコトが書かれていました。

            
   (復航)

   ペルシャ湾の中は良いことなんぞ一つもありません。
   ペルシャ湾を出て、アラビア海に入ると、
   ほっとした「航海」になります。
   オマーンの北にオマーン湾というのがありますが、
   感覚的には、アラビア海です。

   で、アラビア海というと、
   行きも帰りも、開放されたひととき、
   ゆったり時間の「航海」が思いおこされるのです。
by yosaku60 | 2015-02-26 13:32 | 日本=船員・船長時代 | Comments(0)

世界の海(その2)

昨日は、マラッカ海峡を書きました。
当時、それを読んだ方(MLの会員)から次の質問がありました。

ところで先便でマラッカ海峡の海賊の話が出ましたが、
わざわざ海賊の出る海を航海しないで、
中東から日本に石油を 運ぶ航路は?
かなりロスになるのでしょうか?


この質問に対して
当時、次のように返答しております。

海賊について

マラッカ海峡に何故に海賊が多いのかの一つの原因に
マラッカ海峡はマレーシア・シンガポール・インドネシアの
の3国が隣接しており、お互いに牽制しあって、
強硬な対抗策を講じにくいことがあります。

海賊はその弱点をついてくるのです。
そういう点からは、海賊を避ける為に、
マラッカ海峡以外を通る方法を思いつくかも知れませんが、
海賊はインドネシアの周辺であれば、何処でも出るのです。

他のルートに集中しても、
海賊は簡単に「遠距離出張」しますので、
それほどの意味がないものと思います。


他のルートについて


マラッカ海峡の中ほどと、東への出口付近に浅瀬があり、
マラッカ海峡を通過する船の喫水が制限されます。
船型(船に大きさ)が制限されるということです。

それに対してスマトラ島の南を通り、
インドネシアの島々を北上する次のルートがあります。

1、 スマトラ島とジャワ島の間のスンダ海峡
2、 バリ島の東のロンボク海峡

これらの海峡はマラッカ海峡よりも水深が深いので、
大きな船が航行できます。
したがって、

  A 大きな船で大量の貨物を運ぶメリット
  B 航行距離が伸びるデメリット
  C 大きな船で運んでも、そんな大きな船では、
    日本の港で入港できる港が限られるデメリット

を考えて(海賊への考慮は検討外)ルートが検討されますが、
現在も中東と日本のルートとして、
依然マラッカ海峡を利用しているということは、
他ルートよりも経済的メリットがあるということでしょう。

但し、中東からではなく、
南アフリカ南端の喜望峰から日本に来る大型船は、
スンダ海峡、あるいはロンボク海峡を経由することが多くあります。

その後双方ともボルネオ島とセレベス島の間のマカッサル海峡を経て、
セレベス海に出るルートが一般的です。

.........

と、返答したことが昔のメモに残っております。
今読んでみると、少し正確さに欠けるので、追加します。

カリマンタン島とセレベス島の間のマカッサル海峡ですが、
そこを通るのが一般的と書いています。
今読むと、一般的と言い切ったことに後悔があります。

航路の選定には、次を考慮するとの注釈が必要でした。

マカッサル海峡は、地図上では広いのですが、
海底は岩場で暗礁が多く、大型船(10万トン以上)での、
安全な航行域としての水路幅も水深も限られるので、
航路の選定及び船位の確認は慎重でなければなりません。
by yosaku60 | 2015-02-25 11:09 | 日本=船員・船長時代 | Comments(0)

世界の海(その1)

ここ2日、元船乗りとしての意見を書いたら、
昔を思い出して何か書きたくなってきている。
が、昔の記録は、日本の家に置いてきている。

で、PCに残る過去の記録がないか調べて見ると.....
「海の臭い」と、題するメモが見つかった。

15年ほど前になるが、
私は、年配者だけが会員になれる、
あるメールクラブに所属していた。

そこで、ある会員から「海の臭いってありますか?」
との問いがあり、それに応えて書いたメモである。

これを書いた頃の私だが「水先人」をしていた。
現役の船乗りではないが、世界の船乗りを相手にしての仕事である。
それらの船は、世界の海を渡って寄港する船である。
当然に海の臭いも引き連れて来る。
「海の臭い」を書いて欲しいと頼まれて、
ある程度それに応えれる環境にあったのだろう。

書いたメモを読み直して見る。
真面目に書いていて、なかなかオモシロイ。
が、今は、もうこういう文章は書けない。
ほとんど忘れてしまって夢にも出てこないからだ。

ということで、昔に書いたメモ「海の臭い」を
「世界の海」という題になおして、以下に紹介する。

メモに残ってるのは、次の海、湾、海峡です。

太平洋
東シナ海
南シナ海
マラッカ海峡
ベンガル湾
インド洋
モザンビーク海峡
アラビア海
ペルシャ湾
紅海
アカバ湾
スエズ運河
地中海
アドリア海
エーゲ海
ジブラルタル海峡
喜望峰
大西洋
スエズ運河
マゼラン海峡
パタゴニア水道
カリブ海
ビスケー湾
ドーバー海峡
北海
キール運河
バルト海
パナマ運河
南太平洋
ベーリング海



昔のメモより......

「臭い」と「受ける感覚」とは若干違うのでしょうが、
「受ける感覚」を考えていると、
その「臭い」がしてくるような気がするのです。
説明は難しいのですが、そういう気がするのです。

で、「臭い」と「感覚」とは、
明確に分けれない部分がありますが、
その辺はあいまいに考えて見ます。


1、太平洋: 単なる「海」、「海の臭い」

部分的に例えば、太平洋の北(アリューシャンの南)、
アメリカ西海岸周辺、日本の東、ハワイ近辺、南太平洋の南米西岸、
などに分ければそれぞれ違う臭いがあるように思いますが、

「太平洋」とポンと言われると、
「海」としか思いつきません。
大きすぎて臭いが混ざりすぎて、なんの臭いもしない単なる「海」です。


2、東シナ海:「母国の臭い」

特に黒潮に乗っかってスピードを稼ぐときの
黒潮上でそんな「臭い」がします。
南西諸島を右に見ながら黒潮に乗りますが、
島々が水平線に見えると、
そこから日本人の住む気配が流れてきて「ヨ、みんな頑張ってるな」
という気分になります。 
それが「母国の臭い」と感じる理由だろうと思います。


3、南シナ海:東南アジアの「複雑雑多な臭い」

東南アジアに閉じ込められた圧迫された海洋のような感覚があります。
海洋の中央にいて最も遠くても、
2~3日走ればどこかの国にぶちあたる窮屈さが、
そのような「臭い」として感覚に残るのでしょう。
位置的にベトナム、フイリッピンの国境なのに、
遠くの中国までもが支配したがる地域があって複雑です。


4、マラッカ海峡;「材木の臭い」

「マラッカ海峡」と言えば、そういう題名の小説がありました。 
谷恒生(死亡)という作家の書いた本です。
同級生です。風変わりな男でした。
スイマセン。急に思い出しました。  
話し戻します。
マラッカ海峡は海賊で有名で、
海賊対策をしている間は「臭い」など感じているヒマはありません。

で、あらためて思い起こしてみます。
海峡を通じて全体的に感ずるのは・・・・・・、
島々の木々の豊かさ、
海まで張出したマングローブ、
海面を漂う流木、
枝にからまった海藻などの漂流など、
周囲は材木だらけ…..で、「材木の臭い」がします。
by yosaku60 | 2015-02-24 11:30 | 日本=船員・船長時代 | Comments(2)

大雨の後は大木が倒れます。

大雨の時は、大風も吹きます。
水を含んで重くなった枝が風で煽られて揺れます。
揺れが大きいと幹は支えられなくなり折れることがあります。

一昨日の大雨では大風も吹き、新聞報道によれば、
デンパサール市で倒れた木の下敷きになり死者が出たとのことです。

今朝のビーチでのジョギング時、
大きな木が倒れて道を塞いでいるのに出会いました。
幹が裂けています。
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ジョギングの復路、
その倒れた大木がもう片付けられ始めている。
バリ人、さすがに慣れたものです。
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ここでちょっと一言、
大雨の時に何故に大風が吹くのか....

日本では、スコールを驟雨と訳すことが多く、
便宜上、私もそういう風に書きましたが、
詳しく言うと、ちょっと違うのです。

日本では、スコールとは、
突然に吹く局地的な大雨と受け取られています。

が、スコールの本当の意味は、
「短時間の局地的な突風」なのです。
原因が水分を含んだ空気の局地的上昇気流であるため、
ほとんどの場合、雨が伴う.....ということだけなのです。

ですから、
大雨が大風を伴うのではなく、大風が大雨を伴うのです。
発生原因から主従が逆なのです。
本日のブログの前段の書き方も、実は不適切な表現なのです。
でも、正確に書くと混乱させるので、止めたのです。

どうでもいいことだけど、
元船乗りのちょっぴりウンチクをば.....失礼しました。
明日は、もっと面白い話をするように心掛けたく。
by yosaku60 | 2015-02-23 12:20 | バリ島=社会・生活 | Comments(2)

大雨の後はゴミだらけになります。

一昨日、そして昨日も大雨。
こんな大雨が続いた後の街はゴミだらけになる。
雨で重くなった枝がポキポキ折れて落下するからだ。
道路右の砂地に落ちてる小枝がそれらだ。
d0083068_107840.jpg

夕べは風も吹いたらしい。
ブリキ塀が倒れて、ゴミがはみ出した。
d0083068_1074931.jpg

屋根が雨の重みで落ちた。
水に濡れた商品を干す、経営者夫婦。
d0083068_1081512.jpg

毎年のことだけど、雨季は大変。
が、大雨の後は、気温が下がる。
おじんとおばんにとっては、すごしやすい面も....
by yosaku60 | 2015-02-22 10:16 | バリ島=社会・生活 | Comments(0)

昨日は雨季に入って一番の大雨でした

昨日の雨はすごかった~。
雨季(12月から)に入って一番の大雨でした。
バリ島では、雨が多すぎると排水が間に合いません。
道路に溢れ出します。
私の家では敷地の中でもっとも低い南東の角に雨がたまります。
こんなんです。
d0083068_7465191.jpg

ところで、こんな大雨でも、
セセタン通りでは、雨が降らなかったそうです。
バリ島全部に降るのではなく、局地的なのです。
南洋特有の驟雨なのです。

南洋特有.....古い言葉(笑)を使ったけど、
「南の島々」同様に日本から見た言葉ですよね。

ちょっと雑談....
日本から見て南の島々といえば、
インドネシアもそうですが、フイリッピンもそうですよね。

この南洋の島々....季節と言えば、雨季と乾季しかありません。
日本のように四季はないんです。

そして、ここからがあまり知られていない話。
世界を股に掛けた元船乗りのオレだから知ってる話(笑)。

インドネシアの雨季と乾季と、
フイリッピンの雨季と乾季は、逆になるんですよ。
そう、インドネシアの乾季中は、フイリッピンは雨季ってことです。

何故かって、
インドネシアは、赤道よりも南にあり、
フイリッピンは、赤道よりも北にあるからです。
要するに、太陽であっためられる時期が逆だからです。

知ったかぶりのいいかっこしーのウンチク....失礼しました。
by yosaku60 | 2015-02-21 08:06 | バリ島=社会・生活 | Comments(4)


常時ほろ酔い候
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