サヌールからウブドに入ってすぐのところ、kilat kilat という名の宿がある。
キラキラ輝くという意味の「お宿」、
稲穂に囲まれて、まさに輝いていた。
予約しておいた夕食、
これがまた美味しいなんのって!
日本食ではないが、なんとなく日本味、
どうしてなんだろう?
と不思議だった、あとになって解った。
食材の選び方
料理への取り組み方、
盛り付けの華やかさ、
これらへの ”真剣さ” が「日本的」なのです。
だから、日本の味と思えたのです。
ありがとう。
真剣さを美味しく頂きましたよ、女将さん!
写真はその女将さん。
お名前は井上みなみさん、
本名もお聞きしましたが、忘れてしまいました。
ごめんなさいね。
そうそう、給仕してくれたのは笑顔の可愛いクバヤ娘でした。
田んぼの真ん中のお宿ですから、通って来るのが大変そうです。
「どこに住んでるの」と、聞いてみた。
指差すところは、道路を挟んだお向かいの家。
聞くと、村の人がみんな助けてくれるとのこと。
村人に溶け込んだ宿、
オレのコンセプトにぴったり、
うれしいね。
メルヘンが好きだという、女将さん。
宿のところどころに、メルヘンが隠れている。
どこに隠れているんだって?
語るには紙面が足りません。
是非に自分の目で確かめてください。
んん?
でも、ひとつ書きましょうか。
右はベッドに寝て仰ぎ見た蚊帳の天井の模様。
お月さんが描いてある。
この部屋の名前が「月」だからだ。
で、二つあるうちのもうひとつの部屋の名は「空」。
その部屋の蚊帳の模様はどうなるのでしょう。
「空」って、描かなくとも仰向けばあるよね。
だから! わかるでしょう。
って、言いながら、僕は確かめて来なかったけど。
今度行ったら、「空」に泊まろう!