後ろから可愛い声が飛んで来た。
ヨシッ!
私のことである。
私の名ははヨシイ。
だから、バンジャールの子供達は、
私のことを、ヨシッと呼ぶ。
呼んだのは、メラン(9歳)とチェチェ(11歳)の姉妹。
今宵はお化粧をしているのですぐにわからない。
名前を呼んでの確認が必要だった。
二人はバンジャールの役員の次女と三女。
最近知り合った、新しい友達。
どちらも聡明で可愛い。
で、
バリの子供達と日本の子供達、
比較すると考えさせられる。
日本の子供は、いつも泣いている。
多くは甘えて泣く。
バリの子供は泣かない。
日本の子供はひとりになると寂しがる。
バリの子供はひとりでも遊べる。
写真の男の子、しぐさが可愛い。
何度もカメラで追っかけた。
そのたびに、恥ずかしいのか逃げる。
それを見て、周囲の大人たちは大笑い。
そしてようやく、この写真を撮った。
シャッターを押せたとき、拍手まであった。
ありがとうね!
今、見てもやはり可愛い。
これが、バリの子供。
ちょっぴり恥ずかしがり屋さん。
そういえば、
日本のヤマトナデシコも昔は恥ずかしがった。
今は羞恥心なんてどこに行ったのやら。
電車の中で化粧までする。
に比べて、バリの女の子は、誰もが恥ずかしがる。
そして、その恥ずかしがり方が可愛い。
バリに来られる方は、
バリの子供達を見て欲しい。
バリだけではない。
世界の後進国の子供の多くはこうである。
いじめや学級崩壊はまずない。
お金が子供を悪くするのだろうか。
写真は、バンジャールの子供達のダンス。
グループが代わり延々と踊り継がれる。
誰もが踊れる。
そして、誰もが上手い!