南北アメリカを縦断する高速道路、アメリカ橋の下
をくぐると、すぐにパナマ運河の太平洋側の港、
バルボアに着く。 バルボアは港の名、町の名は
パナマシティ、美味しい日本食堂がある(余談)。
最初の閘門、ミラフロレスロックを過ぎ、次のペドロ
ミゲルロックに来たとき、陽が沈み運河に外灯が灯
された。
その光景・・・・・それはそれは美しかった!!
ゴミひとつない歴史と重みのあるコンクリートの塊、
整備された芝生、それらをあらわにする外灯・・・
かって目にしたことのない全て人造の造形美・・・
まるで「おとぎの国」、心フワリと浮く心地・・・・
というわけで、オレの初めての外国はロマン体験で始まった。
このロマンが尾を引く。 ガツン湖を抜けて大西洋に下りる。そこにある港町、クリストバルという。
上陸の機会を得た。初めての外国、オレは決めていた。 右の足から踏み出すことに・・・・、
その下ろした最初の一歩、今も脳裏に焼きついている。
で、描いたこの絵、カミさんが横で言う: 「こだわりが多いのね」
ばかな!ロマンチストと言え。 オレのハートは今でも真っ赤だ。 (つづく)