世話になったバリ島へのお返し...
バリの子供たちにバリ島の誇りを感じ取って欲しい....
との二つの目的で始めた博物館での教材コーナー設置。
昨日それらを観覧した後、全てをヤヤサンに贈呈した。
写真は観覧しているところ.....
左から二人目がヤヤサンの副会長スダルタさん。
ヤヤサンと言っても学校を経営する大きな組織で100人ほどのスタッフがいる。
会長はングラライの息子さんだが高齢なのでスダルタさんが全権を握っている。
そのスダルタさんとはいろいろあった。
私76歳、スダルタさん71歳.....年寄りの甘えで
お付き合いの中で私が声を荒げたこともあった。
その点を謝ると一生懸命なのがわかりますよ...との大人の返答。
私はいつも子供で、スダルタさんは大きな組織を預かる大人。
贈呈が終わり、スダルタさんが昼食をご馳走してくれた。
バリ産の「ウナギ弁当」だった.....美味しい。
スダルタさんから何度も礼を言われた。
そのすべてが「寄付金」へのお礼....
教材コーナー設置費用からみたら微々たる額の寄付金だ。
そんな寄付金のことを何度もお礼言われる。
私は愕然とした。
教材コーナー制作には言わせてもらえば私の10年の活動が詰まっている。
制作費にしても寄付金の10倍以上はかかっている。
なのに私がした行為の中でもっともありがたがられたのは寄付金の方だ。
そうか、お金か。
気持ちよりも思いよりも、やはり目に見えるお金なのか。
それはそうだろう。
私は大いに思い違いをしていた。
私は自分のしたいことを実現できたので満足している。
でも自分だけでなく他の人も満足してほしかった。
それは自分よがりというものだ。
私の夢描いたプロジェクトは終わった。
出来上がったことは成功だった。
でも結果論から見れば「大いなるマスタベーション」だった。
写真は本件プロジェクトを支えてくれたコミン夫婦...
バックは私のわがままが詰まるマルガラナ国立公園博物館...
全て終わった....もう、今日から、
マルガラナ国立公園博物館のことは忘れることにする。