彼は私のことを「社長」と呼ぶ。
私は彼のことを「ボス」と呼ぶ。
彼の本当の名は「ラモス」....
毎回のように「ラモス」という本名を忘れるので、
しようがないので「ボス」と呼んでしまう。
そんなラモス....
今朝がたはこんな作業をしていた。
左はラモスの奥さん。
ラモスは土地成金で大金持ち....
そんな大金持ちが破れジーパンをはいて汚れ作業をしている。
このちぐはぐさ....日本ではあまり考えられない。
彼は、ここにワルンを建てようとしている。
ラモスに向かって右が台所、左が客席だそうな。
店の名は「ワルン・サヌール」だとのこと。
「社長」「ボス」....
毎朝、大声で声を掛け合う私たち、
ラモスの存在は、私にとって「バリの人間模様だ」.....
「バリの人間模様」ではなく、昨日、
「私個人の人間模様」に関連することがあった。
Sさんとお会いしたことである。
ブログ掲載の許可を得てないので「Sさん」としておく。
Sさんは私の書いた「尊崇」を購読したいと訪ねてきてくれた。
そのSさん....
なんとお父さんが私と同じ船乗り。
年齢は私より四つ上のデンマーク人。
お父さんが私と同じ年ごろの船乗りさん......
ということは、Sさんは私の長女と同じ境遇......
んで、しばらく会っていない長女.....
に会う思いでSさんの訪バリを楽しみにしていた。
そんなSさんが昨日家に来てくれた。
こんなお土産を持って.....
塩ふき昆布、無農薬日本産お米、国産むぎ茶....
半分デンマーク人なのに、なんとも日本人っぽい(笑)。
うれしい....特にお米....
こんな重いものをバッグに入れてくる苦労が分かる。
Sさんと我が家で会ったあと、
ムティアラに席を移して語り合った。
すごい。
女だてらに私の「尊崇」を読みたいと思うのだから、
大体はどういう人か想像していた。
その想像を超えてすごかった。
何がすごいかというと、まっすぐな生き方だ。
他人の目を気にしないところが日本人離れしている。
Sさんは女性では珍しい一級建築士.....
話の節々に理知的さが垣間見れる。
Sさんとの語らいを通じ同年代の長女を思い起こした。
どうしてるのかな~
きっと、Sさん同様に....
信念をもって生きていってくれるだろう。