ジャティールイの帰り道、ブドグル街道ではなく、
Mengesta村を通ってタバナンの町に降りる道を選んだ。
Mengesta村から谷に降りたところに温泉があるからだ。
火山の島、バリにはいくつかの温泉がある。
その中で、私はここの温泉がもっとも好きである。
なぜなら.
1、訪れる観光客が少ない。
2、素朴である。
3、湧き出る源泉温度が温かい。
4、すぐ横に駐車場があって歩かなくとも良い。
5、駐車場の横にワルンがあって便利。
6、バリの田舎が味わえる。
からである。
入浴料金は一人100円。
お金だけ渡して帰ろうとしたら...
受付のおばちゃんが追っかけてきた。
手にはお湯の入ったペットボトルを持っていた。
「少しでもお湯に触れてゆけ!」という好意だ。
自慢のお湯なのだろう。
おばちゃんの注ぐお湯を手で受けた。
お湯は十分に熱かった。
何度も注ぐので....オレ、何度も顔を洗った。
顔を洗いながらおばちゃんの親切を感じた。
今度はおばちゃんに会うためだけにここに来ても良い。
その時はがっかりさせないようにお湯に入ろう....と思っている。