この道を真っすぐ行くと、
三叉路に突きあたる。
その三叉路の大きな木の下に一軒のワルンがある。
まだワルンを訪れたことがない。
店番の女将さんと半年ほど前から朝の挨拶をかわすようになった。
バイクで通り過ぎる時に「パギッ(おはよう)」と言う。
と、女将さん(白い袋を持っている)も「パギッ」と返答する。
ここ最近、お互いの挨拶の声が大きくなってきた。
すでに親近感が熟成してきている。
すぐ横の道路沿いに野生のバナナの木がある。
まだ小さいひとふさのバナナが見える。
このバナナが大きくなる頃、取りに来よう。
その時、ワルンでコーヒーでも飲むことにしよう。
毎朝、そんなことを考えながらワルン前を走り抜けている。