安倍総理が平昌オリンピックの開会式に参加することとなった。
慰安婦問題合意を反故にする韓国…..
国家間の約束を守らぬ韓国….
そんな韓国の要請に応えるな、と多くの人が反対した。
安倍総理本人も当初は行きたくなかった。
それなのに参加を決めた。
何故なのか?
地上波(テレビ、新聞)では、次のように報道している。
1、大統領に直接会って慰安婦問題再燃の拒否を伝えることの価値。
2、自民党二階幹事長のサジェッションを受けて決断。
が、これらは違う。
慰安婦問題を拒絶するためわざわざ韓国に出向く安倍ではない。
二階幹事長からの要請…
これは少々影響したかも知れない。
憲法改正案のまとめで自民党に貸を作っておく必要があるからだ。
ではあるが、それほど大きく影響したとは思えない。
衛星波(youtube)では、次のような報道もある。
3、アメリカの要請により文在寅大統領の監視(たしなめる)。
文在寅大統領は、持論の南北融和路線を突き進み過ぎ、
国際協調から外れようとしている。
アメリカ(ペンス副大統領)と日本(安倍首相)が協調して、
文在寅大統領をたしなめるために韓国に出向く。
これは、一理ある。
オリンピック後にどんな変化があるか分からない。
暴走しがちな文在寅大統領の頭を抑えておく必要がある。
(表現が悪いが「おつむテンテン」ということ)
が、私は、
もうひとつ理由があると思っている。
上記は、国外、外交である。
もうひとつは、国内、国政の理由である。
思い起こしていただきたい。
安倍総理は「「戦後レジームからの脱却」を目指している。
戦後、国民の中には自虐精神が蔓延した…
そろそろ、そんな自虐精神から脱却しよう…
ということだ。
最近の、安全保障関連法、特定秘密保護法、共謀罪法の成立経緯
を見れば、その線を走っていることが解る。
そして、その線の行き着く先を憲法改正に置いている。
が、これが難しい。
自衛隊明記だけでも50%が反対している。
賛成70%にならなければ、国民投票に向かえない。
安倍総理は、そう考えているに違いない。
20%の賛成票積み上げだ。
どうしたら積み上げできるか。
私は、
そのことと、オリンピック参加が
リンクしているように思っている。
どういうことかというと、
韓国の文在寅大統領が慰安婦問題の再燃を言って来た時、
多くの日本国民が反発した。
地上波の報道によれば、約90%が反発した。
韓国が何を言ってきても耳を貸す必要がない、
と応える人も約90%にのぼった。
が、同じ日に集めたアンケートで、
文在寅大統領からオリンピック参加の要望があれば、
安倍総理は行くべきである、と応えた人が45%ほどあった。
この前者の90%という数字と後者の45%という数字
その差の 90-45=45%、
この45%という数字…
なにかおかしいと思いませんか。
政治と平和の祭典は別者….
そんな単純なものではないと思うのです。
この45%という数字....
戦後レジームから脱却しようともがいている人達、
自虐精神から国を愛する強い心を持ちたいともがく人達、
であるような気がするのです。
で、安倍総理ですが、
この45%の数字の中から拾えば、
20%の上積みができるかも、
そこまでゆかなくとも、少しでも上積みの足しになれば、
と読んだのではないでしょうか。
ですから、オリンピックへの参加を決めたのです。
要するに、一部(戸惑う人)の国民の気持ちを忖度したのです。
と、思うのですが、
みなさんは、どうお思いですか。