国のアイデンティティ、
今日はオランダです。
いつものように雑談から入ります。
ヨーロッパで、私がもっとも好きな国は、ポルトガルです。
理由は、日本人と体形が似ていて親近感があるからです。
ということは、
最も嫌いな国は、体形が似ていない国となりますよね。
そう、それがオランダなのです。
オランダ人は、見る人、みんな、大男、大女です。
背が低く、足が短い私にとって、
コンプレックスの裏返しでしょうが、
オランダ人(美女ゼロ=すみません)は、
どうしても好きになれません。
知っていますか、
オランダは、いろいろに呼ばれます。
オランダ..........日本語
ネザーランド......英語
ネーデルランド....オランダ語
ブランダ..........インドネシア語
ホラント...........俗称
ダッチ.............卑称
こんなオランダですが、
海から入国する船乗りにとって馴染みのある国です。
なぜなら、小さな国なのに大きな港が三つもあるからです。
アムステルダム、ロッテルダム、ユーロポートの三港です。
特に、ユーロポートは、大きなエネルギー港湾です。
ロッテルダムの入り口にある港で、
30万トンのタンカーが着桟できます。
で、オランダは「ヨーロッパの玄関」とも呼ばれています。
実は、オランダのアイデンティティを考えた際、
こうしたことから、
最初は「ヨーロッパの玄関」にしようかと思ったのです。
でも、船乗りだけの呼称でマイナーすぎるようでやめました。
そして、迷った末に、考えたのが「国土」でした。
オランダは、海抜0メートル以下の土地が多い。
ってこと、知っていますよね。
そうです。
そのイメージからの「国土」です。
多分、オランダ人も納得することでしょう。
あらためて、調べてみました。
国土は日本の約10分の1(九州ほど)。
その内の4分の1が海抜0メートル以下。
九州の4分の1と言えば、福岡県と長崎県を合わせた広さです。
そんなに広い面積を
海に防波堤を築き、その中の海水を抜いて、干拓地を造成する。
なみの努力では、これほどの干拓地はできませんよね。
有名な風車、あれは干拓地の水を汲み上げるためのものです。
ということで、
オランダ人の「国土」を広げるための並々ならぬ努力….
その努力に敬意を表して、
オランダのアイデンティティは「国土」としたく思います。
ただ、「国土」を選んだ理由は、もうひとつあります。
それは、明日書きましょう。