国のアイデンティティを考える。
今日は、イギリスです。
イギリスと言えば、
過去、七つの海にはばたいたユニオンジャック旗…
でも、過去ではありません。
今でも、大西洋にも太平洋にもインド洋にもカリブ海にも…
みんな小さな島ですけど、
あちらこちらにイギリスの島があるのですよ。
世界の海を渡り歩いた元船乗りの私にとっては、
「こんなところにもイギリスが…」と、気になるのです。
ですが、
イギリスのアイデンティティは、
ユニオンジャックではありません。
それは…
「イギリス女王」ではないでしょうか。
イギリスの国歌も
「神よ、女王陛下を守ってください」
と謳っているほどですから、
誰もが認めるイギリスのアイデンティティと思います。
ということで、結論が出たので、
今日のブログ、これで終わりなのですが、
それでは、面白くありません。
雑談したいと思います。
イギリスで行われた、先般の「EU離脱国民投票」…
についてです。
この国民投票…「大阪都構想」の住民投票と極似しているのです。
(大阪都構想)
大阪都構想は、住民投票の結果、僅差で「没」となった。
票数は、「~59歳」と「60歳~」で分かれ、
結果、大阪都構想を没にしたのは、60歳以上の「老人」だった。
(イギリスのEU離脱)
EU離脱の国民投票は、僅差で「離脱」となった。
票数は、「若者」と「老人」とで分かれ、
結果、離脱を決めたのは、「老人」の票だった。
最近の私...
日本を考えるに「老害」を案じている。
老害の具体的な害は、過去への執着である。
持論である、70歳以上の選挙権はく奪を望んでいる。
イギリスも「老害」「過去への執着」があるのではなかろうか。
そんな気がしてならない。
さて、ヒマなので(笑)、
話を「過去への執着」にしぼって、
大阪とイギリスの人民投票のさらなる比較をしてみたい。
「南北格差」についてである。
イギリスは、歴史的地勢的に北のスコットランドと
南のイングランドに分かれている。
南のイングランドの方が「過去への執着」が強い。
票数結果を見ると、大阪も北と南に見事に別れている。
南の方が「過去への執着」が強い。
ここでも同じなんです。面白いでしょう。
さて、話を戻して、
EU離脱後のイギリスがどうなるか。
「危うい」と「なんとかなる」の二つが評されている。
私は、なんとかなると見ている。
だって、過去は七つの海を支配したイギリス。
栄光の昔、紳士の国、の誇りがあるイギリス。
その「誇り」がイギリスを動かしてゆくに違いない。
そうそう、今、気付いた!
もう一度イギリスのアイデンティティを語りたい。
イギリス国民は「誇り」を持っている。
この「誇り」が、大英帝国の
もう一つのアイデンティティであろう。
ううん、そうだ、そのとおりだ。